【安倍首相】米国公式訪問 関連情報まとめ [5/5] 米議会演説後のアメリカの反応 | 政治備忘録

【安倍首相】米国公式訪問 関連情報まとめ [5/5] 米議会演説後のアメリカの反応

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2015.05.06 【米、韓国大統領の批判に同調せず】追記

平成27年4月29日(現地時間)、アメリカを訪問中の安倍総理は、連邦議会上下両院合同会議において演説を行いました。その時の米国の反応についてご紹介します。

今回の訪米の成功を素直に喜びたいと思い、マイク・ホンダや、実は欠席していたのに非難声明を出した米下院のエド・ロイス外交委員長(共和党)の発言はスルーでいいかなとも思いましたが、一応加えました。

ロイス委員長については、ワシントンのニュース評論サイト「ネルソン・リポート」が30日、強く批判する論評を発表しています。

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「ネルソン・リポート」=エド・ロイス外交委員長の非難声明を強く批判

論評は、ロイス氏がカリフォルニア州での義父の葬儀に出るため首相演説を直接聞いていなかったとして、「外交委員長が直接聞いてもいない演説を声明 で厳しく批判した。家族は最優先されるべきだが、これほど重要な演説の場に出席できないのなら、せめて演説原稿を注意深く読んでしかるべきだ」と指摘し た。

その上で「自分の思い通りのことを言わなかったからといって、米国にとり最も重要なアジアの同盟国の首相に不当な言いがかりをつけることが外交委員長の仕事なのだろうか」とロイス氏を痛烈に皮肉った。

出典:産経新聞

副大統領「責任明確にした」 下院議長「英雄賛辞に心から感謝」 元大使「Aプラスだ」

バイデン副大統領

「アジア諸国に共感を示したことに最も好感を持った。韓国や中国との歴史問題はデリケートな課題であり、首相は日本側の責任を明確にした。非常に率直な演説で、十分に理解されるだろう」

ベイナー下院議長(共和)

「首相が第二次大戦で命を落とした米国の英雄に賛辞を贈ったことに、心から感謝している。未来の世代が今日という日を、日米同盟の誇り高く歴史的な転機として振り返ることを願う」

モンデール元駐日米大使

「素晴らしい演説だった。訪米全体が大成功であり、日米関係の強さが再確認された。Aプラス(最高評価)だ。首相は(オバマ大統領との共同記者会見で)河野談話を再確認し、謝罪した」

マケイン上院軍事委員長(共和)

「日米が共有する歴史によって和解したことを知らしめる歴史的な演説だった。日本が積極的平和主義の国となり、新ガイドラインが日米同盟の力を強めていくことを歓迎している」

ガードナー上院外交委員会東アジア太平洋小委員長(共和)

「日米関係が決定的に重要な時期の歴史的な演説だ。日本との緊密な結び付きはこれまでになく重要。貿易、安保協力の拡大を通じて同盟をより強固にできる」

ホイヤー下院民主党院内幹事

「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関して、与野党議員には米経済への、市場アクセスに対する懸念がある。首相の演説によって、意見を変えさせられたかというと疑わしい」

ローラバッカー下院議員(共和)

「レーガン元大統領のスピーチ・ライターだった経験から、Aプラスを与えられる。歴史問題を威厳ある形で語った。第二次大戦に関し、首相はもう卑屈な態度を取る必要はない」

デラニー下院議員(民主)

「歴史の文脈の中で日米関係の重要性を強調していた。母国語ではない英語で演説するため、かなり努力をされたと思う。大変うまく構成され、巧みに作られた演説だったと思う」

硫黄島の戦いに参加した米海兵隊のローレンス・スノーデン中将

「演説に深く感銘を受けた。首相が言うように、日本における米軍の存在が長年にわたり極東の安定を保ってきた。日米関係はより強くなるだろう」

エド・ロイス外交委員長(共和党)

「性奴隷の侮辱に苦しんだ女性たちに謝罪するべきだった」と非難声明

マイク・ホンダ下院議員

「首相が慰安婦に対する旧日本軍の組織的な残虐行為の責任から逃れ続けようとしていることは、衝撃的で恥ずべきことだ。演説では謝罪もしなかった」

出典:産経新聞 2015.4.30

米国務省が評価 首相の訪米「素晴らしかった。多数の成果」

米国務省のラスキー副報道官代行は1日の 記者会見で、安倍晋三首相のワシントン訪問を「素晴らしかった」と評価した。日米防衛協力指針(ガイドライン)改定や米議会演説で敵対国から同盟関係と なった「日米の和解」を強調したことなどを挙げ「数多くの成果があった」と述べた。

演説で旧日本軍による従軍慰安婦問題への踏み込みが十分だったかとの質問に対し、ラスキー氏は、首相が4月28日の記者会見で、同問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話を継承する考えを示したと指摘し「その点に注目している」と述べた。

出典:共同通信 2015.5.2

米国民の心とらえた“絆”スピーチ、満場の拍手35回…安倍氏への親近感醸成

米上下両院合同会議での安倍晋三首相の演説は、米側から高い評価を受けた。第二次大戦への「反省」と、未来へ向けた日米の絆への言及が好感をもって受け止められ、日本と安倍首相自身に対する親近感を醸成するものとなった。

下院本会議場は500人を超える両院議員で埋め尽くされた。2階の傍聴席もほぼ満席。ケネディ駐日大使、モンデール元駐日大使らに交じり、元慰安婦の韓国人女性の姿もあった。

議員は頻繁に立ち上がり、拍手を送った。その数は拍手だけを含め35回。議場の反応から、とりわけ訴えが響いたのは演説の次のようなくだりだった。

▽先の大戦で失われた米国の人々の魂に、深い一礼と永遠の哀悼をささげる。

▽戦後の日本は、先の大戦に対する痛切な反省を胸に歩みを刻んだ。自らの行いが、アジア諸国民に苦しみを与えた事実から目を背けてはならない。

▽米国のリバランス(再均衡)戦略を支持する。

▽(日米同盟は)法の支配、人権、自由を尊ぶという価値観を共にしている。

▽米国が世界に与える最良の資産は希望であり、希望でなくてはならない。

▽希望の同盟。一緒であれば、きっとできる。

安倍首相は大戦における日本の責任を明確にしたうえで、未来へ向けた日米のさらなる結束を強調し、内向きになっている米国をも鼓舞した。そのメッセージを、大戦に対する事実上の「謝罪」と受け止めた議員らは少なくない。

米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、米国人の61%が、日本の大戦に対する「謝罪は不要」「十分謝罪した」 としている。日本人の間では43%。「自虐史観」にさいなまれ「未来志向」をもてずにいるのは、日本人の方だ。

アジア太平洋地域で日本が、軍事的な役割をより果たすべきだと考える米国人も5割近い。議場の拍手と起立は、数字に表れた一般の米国民の世論を見事に映し出していた。「謝罪」を執拗(しつよう)に求める韓国・中国系の意識とは、乖離(かいり)がある。

「フィリバスター(議事妨害)をする意図、能力はない」などとユーモアで笑いを誘う演説は、中国、韓国のステレオタイプ的な「ナショナリスト」という安倍首相のイメージを払拭したようだ。発せられた率直なメッセージは、米国民の心そのものをつかんだといえる。

出典:産経新聞 2015.4.30

米、韓国大統領の批判に同調せず

 米国務省のラスキ副報道官代行は5日、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が、安倍晋三首相の米議会演説で歴史問題について謝罪がなかったと批判したことについて、直接の論評は避けつつ、「(首相の)訪問がとても成功だったことは明らかだ」と語った。朴大統領の批判には同調しなかった。

朴大統領は4日、安倍首相の米上下両院合同会議での演説について「慰安婦の被害者をはじめ歴史問題について真に謝罪することで、隣国の信頼を強化できる機会を生かせなかった」と批判。米国でも多くの批判があると語っていた。

これについて、ラスキ氏は「何度も述べたように首相の訪米は成功で、首相の(米国などとの)和解に対する前向きなメッセージに感謝する」と述べた。

出典:朝日新聞 2015年5月6日

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