須田慎一郎「佐藤優はインテリジェンスとしてはプロじゃない」 | 政治備忘録

須田慎一郎「佐藤優はインテリジェンスとしてはプロじゃない」

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2016.01.17 追加発言があったため、追記しました。
2015.11.08 記事を少しまとめ直しました。

2015年7月17日(金)の『〜須田慎一郎・有本香・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】』で面白い発言があったのでまとめた。

佐藤優氏を批判すると面倒なことになるから、敢えて触れないというコメンテーターが多いのではないかと勝手に思っているのだが、須田氏が触れたので思わず耳に止まった。

須田慎一郎

「例えばね、外務省の分析官の佐藤優さん。インテリジェンスとしてはプロじゃないから彼は

これは「谷内正太郎 氏の中国訪問はおかしい、谷内正太郎氏にNSCの才能は全くない。情報をダダ漏れにさせる外務省にNSCは任せられない!」という話題から広がった話。

その話自体も面白かったので、以下「『〜須田慎一郎・有本香・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】』文字起こし」でテキストにした。

また、それに関連する佐藤優氏の過去の発言も引用した。


さらに、2016年1月15日の『〜須田慎一郎・有本香・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】』で、情報のスペシャリストを作らなければならないという話に及んだ際、改めて以下の発言があったため追記しておく。

須田慎一郎

「佐藤優さん、非常にいい人ですよ。頭の切れる人で優秀な方なんだけれども、外務省の情報分析官と言って(国民が)“情報のプロ”っていう認識持ってるじゃないですか

有本香

「(佐藤氏が)インテリジェンスなんておっしゃるからね

須田慎一郎

(国民は)外務省がインテリジェンスをやることに違和感を持ってないんだけれども、あれ違いますからね

有本香

「全然違いますよ。他の国では全くそうなってないですからね。相手にされないですよ、外務省の役人が出て行ったって

須田慎一郎

「これは全部チェックしてるからきっぱり言うけど、外務省の職員は誰ひとりとして、カウンターパートナーとしてアメリカCIAの職員とパイプを持ってる人は誰もいません

後述で書き起こした前回同様、外務省が「インテリジェンス」なんて扱っていないし、親睦団体のような特性上、扱うこともできないし、インテリジェンス機関を作る際にも、扱わせてはならないという話だった。

佐藤優氏が称賛する人物「谷内正太郎」

参考までに、この日須田氏が批判した「谷内正太郎」のことを、佐藤優氏は手放しで称賛している。

佐藤優

これは本当に立派な人。手放しで褒めることができる数少ない外務省のOB。

まず、佐藤氏が手放しで称賛する人がどのような人かを始めに記しておきたい。
そこに佐藤氏の価値観の一端を垣間見ることができるだろう。

佐藤優氏が手放しで称賛する、谷内正太郎はこんな人

谷内正太郎氏は元外務省職員。
2014年1月からは、国家安全保障局長(初代)内閣特別顧問(国家安全保障担当)という重職に収まっている。

しかし、後述するが、

谷内正太郎氏が外務事務次官だった時(第一次安倍政権時)、日台漁業協定に関する協議をしようとしていたが、どういう形で台湾と接触するかまで 全部中国側に漏れていた

こんな人物が、日本の国家安全保障局長(初代)であり、内閣特別顧問(国家安全保障担当) という残念な現実。

また、以下の通り、谷内正太郎氏はカジノ推進パチンコ業者や、元KCIAエージェントとの親密交際が報じられた人物でもある。

谷内正太郎氏について報道された記事

2013年(平成25年)11月、週刊文春に安倍政権にカジノ構想実現を強く働きかけていたセガサミー会長の里見治と、同社の顧問を務めるなど公私ともに極めて親密な関係にあると報じられた[1]
同年12月の報道[2][3]によれば、里見がかつて入管難民法違反で逮捕されたホステスママが経営する赤坂の高級韓国クラブにも出入りしており、その交遊はかなり古い時代からのもので、セガサミー社のゲーム機の中国輸出解禁にも協力している。
また、谷内が主催する政経勉強会「寛総会[4]」の事務局長は、公安当局がKCIAエージェントだと把握している在日韓国人であり、両者は個人事務所を登記・入居させているビルも同じという深い関係にある。同事務局長は漫画版権管理会社の経営者で、かつて経営していた大阪の不動産会社が旧住専からの多額融資を焦げ付かせ、役員を務める大蔵官僚出身で元衆議院議員の村田吉隆に高額報酬を支払っていたことを報じられている[5]


1「初代NSC局長谷内正太郎がカジノ推進パチンコ業者と“密接交際”」(『週刊文春』 2013年11月28日号)
2 「安倍政権NSC初代局長 谷内正太郎 許されざる「特定秘密」」(『週刊文春』2014年1月2日・9日新年特大号)
3 「谷内正太郎初代NSC局長と“元KCIAエージェント”との親密交際が発覚!」(週刊文春掲載記事 “スクープ速報” 2013年12月24日閲覧)
4 会合は1998年から2ヶ月に一度のペースで開かれており、メンバーは谷内の他、鹿島建設・中村満義社長、警察庁元長官・佐藤英彦弁護士、朝日新聞・木村伊量社長、 東大大学院教授・小寺彰、東京電力・南直哉元社長など15名。
5 「村田吉代議士が役員の不動産会社 住専、600億円融資 相当部分、不良債権に 昨年暮れ役員辞任」(『朝日新聞縮尺版』 1996年1月9日朝刊一面)

インテリジェンスを扱う立場として、スパイや在日韓国人と交流を持つことを否定する気は全くないが、問題はその目的だ。本当に国益のための交流なのか?

谷内正太郎氏が外務事務次官の時、情報が詳細まで中国へダダ漏れになっていた事実をどう捉えるか。
仮に彼が情報を流したのではないということにしたとしても、彼は事務方のトップだったのだ。この事実を見たとき、国家の情報を扱う者として不適格とは言えないのか、疑問に思う。

佐藤優氏「外務省の帰化人を活用しない秘密保護法は、人種条項だ」

また、番組の中で須田氏が話題にした「秘密保護法」だが、佐藤優氏は福島みずほ氏と対談したときに以下のようなコメントをしている。

佐藤優

私の知っている外務省の職員でも、日本国籍を取得した人がいます。もともと韓国籍だったとかね。親が在日韓国人、在日朝鮮人で日本国籍を取得した人は何人もいますよ。そういう人たちはどうなるのか。こういう人たちの力をきちんと活用しないのか。ようするに公務員というのは日本国民と日本国家に対して忠誠を誓っている人。そういう人が公務員として受け入れられるのに、特定秘密保護法案は、一種の人種条項みたいな使われ方になりますよね。

などと語り、恒例のナチスまで持ち出して「特定秘密保護法案」を猛烈に批判

佐藤優氏といえば、「辺野古新基地阻止基金」の共同代表となり、地元の新聞でまるで沖縄と本土の分断を図るような発言を繰り返している。しかも感情を煽る形で。
佐藤優氏は、一体どのような目的を持つ人だと思いますか?

以下のテキスト、面白いのでぜひ読んでみてください。

『〜須田慎一郎・有本香・居島一平〜【虎ノ門ニュース 8時入り!】』文字起こし

テーマ「谷内局長が中国訪問 首脳会談を模索」

7月17日(金)

行先や面会者をいちいち言う谷内氏
須田

先だってもアメリカ大使館の連中と話していたんだけど、谷内というのは馬鹿かと言ってるんですよ。日本版NSCって何のための組織?日本のインテリジェンス組織でしょ?そのトップがわざわざ行先や誰と会いますと言って、ありえないよこれ。

敗戦後のインテリジェンス

敗戦後、インテリジェンスというものは、外務省が一括して仕切る形になった。
(戦前は、軍部と外務省の両輪だった。他に「別室」や「別班」も)

今後、日米間、それのみならず西側の国々とミニタリーの分野で協力体制を整えていきましょうという時に、一方で、インテリジェンスの分野も構築していかなければならないという必要性に迫られている。その動きが水面下で起こってきている。

ファイブアイズへの参加模索

例えば、“ファイブアイズ”という活動がある。これは、アメリカ・イギリス・カナダ・ニュージーランド・オーストラリア5ヵ国の諜報に関する協定。ニュージーランド・オーストラリアが入っているのは地理的な要因。ここにレーダー、インターネットの情報の補足など、面で対応し、傍受だけでなく盗聴も含めた体制を構築している。

日本は法律上、盗聴はできないが、単独でやるよりも“ファイブアイズ”的な枠の中でやったほうがいいのではないのかという議論が水面下で起こっている。
日本は、様々な法律の制約で、他国のように、盗聴や、他人名義のパスポートを発行したりすることができないから、“シックスアイズ”は無理でも、“ファイブアイズ+1”という中でやっていこうじゃないかという状況になってきている。
要するに、情報を集めることにタッチはできないが、集めた情報に対して日本も利用できるような体制にもっていこうとしている。

これにペンタゴンとCIAはほぼ合意しており、その流れを受けて秘密保護法の制定があった。

谷内氏がいかにインテリジェンスに不適格か

もう一つ問題がある。
それは海外のインテリジェンス機関のカウンターパートナーを日本のどこに置くのか。誰にするのか。

谷内さんは外務省の別動隊で「あそこ行きます、彼と会います、こういうことをします」全部オープンなんて不適格だとういのがアメリカ(大使館)の考え。馬鹿じゃないかと。
その下に日本版CIA?ふざけちゃいけないよ。
法的な制約の中で、日本版CIAなんて作れっこない。仮に作ったところで外務省が仕切るの?
敵国に情報がダダ漏れになるような外務省が仕切るなんてとてもじゃない。

警察と防衛省が両輪になって、かつてのようにやるべき。

このニュースから、谷内さんがいかにインテリジェンスに不適格かということが見えてくる。

谷内氏は中国との関係でしくじった
有本

谷内さんは第一次安倍政権のときに、中国との関係でしくじった。
この時、外務次官だった。

外務省というのは、考え方が常に親睦団体なわけ。そんな中で育った人はそういう考え方が染み付いているから。今回だって、70年版総理談話の骨格を何故、日本版NSCのトップが説明しに行くんですか?役割が違うでしょう。

谷内さんは第一次安倍政権のときに、中国との関係でしくじったのは、安倍首相は総理に就任してすぐ中国に行ったがこれがまず大失敗だった。
官邸の中に、中国側の工作員がガッチリ入り込んでいた。ほとんどの情報が漏れていた。

例えば、第一次安倍政権のときに、台湾との間で日台漁業協定に関する協議をしようとしていたのが、どういう形で接触するかまで全部中国側に漏れていた。
この時の外務事務次官が谷内さん。

だから、感覚、考え方が違う。退官なさった後、NSCの局長なんですが、親睦みたいな説明に行くような役割じゃないでしょ?NSCって。

須田

NSCの能力があればまだいいが、能力がないからコイツは。外務省の別動隊にNSCやらせてどうするわけ?

日本てね、日本のメディアもそうなんだけれども、例えばね、外務省の分析官の佐藤勝さん、非常に優秀な方ですよ。優秀な方だけれどもインテリジェンスとしてはプロじゃないから彼は。(有本香氏大きく何度も頷く)
外務省が何をやってきたのか、何故NSCをやるのか、違和感を持たないと。日本のメディアそのものが、センスがないんだろうなと思いますよ。

まとめ

「佐藤優はインテリジェンスとしてはプロじゃない」

「谷内正太郎はインテリジェンスを扱う者として不適格」

「外務省・外務省関係者にNSCは任せられない」

特定秘密保護法案 徹底批判(佐藤優×福島みずほ)

先述した佐藤優氏と福島みずほ氏の対談内容を、もう少しご紹介しておこう。

佐藤

いまの日本の政治体制からすると、中国人や韓国人、ロシア人、イラン人などと結婚している外務省員は全員、特定秘密保護法案が定める適性評価に引っかかりますよね。適性評価では、評価対象者の家族及び同居人の氏名、生年月日、国籍を調べることになっていますから。しかも、配偶者には事実婚が含まれます。
外務省で秘密を扱っていない部局は、文化交流部とか外務報道官組織とか、そのぐらいのところですよ。どこの部局に行っても、必ず秘密が出てくる。アフリカでもテロの話が出てくる。
そうすると外務省のなかにおいて、中国人や韓国人、ロシア人、イラン人などと結婚している人たちはもう将来の出世が閉ざされる。

福島

かつては、外国人の配偶者では大使になれないとなっていました。でも最近は、妻が外国人だっていう大使は増えていますよね。

佐藤

ええ。それに昔は配偶者の国には赴任させなかった。たとえばお連れ合いさんがドイツ人の場合はドイツには絶対に赴任させなかった。ある意味、そこが一番人脈もあるわけなのに、ものすごく硬直した戦前の体制みたいなものが残っていました。それがなくなったのはいいことだったと思うんですよ。ところが今度の特定秘密保護法案で逆行する流れになる。事実上、外務省では外国人と結婚すると出世できないってことになります。

福島

大使ですら配偶者が外国人ではダメだとなっていたのをやめたのに、今回の特定秘密保護法案は多くの公務員の「配偶者や家族が外国人かどうか」を調べる。外国人ではダメだとはなっていないけれど、実際は、特定の国の人と結婚している人はバツですよ。

佐藤

私の知っている外務省の職員でも、日本国籍を取得した人がいます。もともと韓国籍だったとかね。親が在日韓国人、在日朝鮮人で日本国籍を取得した人は何人もいますよ。そういう人たちはどうなるのか。こういう人たちの力をきちんと活用しないのか。ようするに公務員というのは日本国民と日本国家に対して忠誠を誓っている人。そういう人が公務員として受け入れられるのに、特定秘密保護法案は、一種の人種条項みたいな使われ方になりますよね。

福島

はっきりとした人種条項ですね。

佐藤

ユダヤ人から公民権を奪ったナチスの「ニュルンベルグ法」(「帝国市民法」と「ドイツ人の血と名誉を守るための法律」)の現代版じゃないかと思うんですよ。それなのに、この人種差別条項に対して議論が起きない。議論を徹底的に尽くすということすらしないで、勢いで通しちゃうのはよくない。これは権力の弱さですよ。こういうことは弱い権力がやることなんです。

出典:週刊金曜日ニュース 2013年12月05日

情報管理を徹底したい政府に対し、ナチスまで持ち出して、情報をダダ漏れにさせる外務省を庇う佐藤優氏

ただ、佐藤優氏の発言の中で、外務省には帰化人が多いということは知っておいてよいかもしれません。
佐藤氏は人種差別だと言いますが、それは全くおかしな話ではないでしょうか。国家の情報を扱う人員はルーツを明確にすべきだと思うし、厳しく情報管理されるのは当然だと思います。

現に、今のやり方で情報ダダ漏れなのですから。

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