天皇皇后両陛下のお歌 平成27年から | 政治備忘録

天皇皇后両陛下のお歌 平成27年から

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平成26年1月1日に発表された、天皇皇后両陛下が平成27年に詠まれたお歌です。

御製五首 平成二十七年

第六十六回全国植樹祭

父君の蒔かれし木より作られし鍬を用ひてくろまつを植う

昭和五十八年に石川県で開催された第三十四回全国植樹祭の際、昭和天皇はスギの種子をお手蒔きになった本年五月の同県での全国植樹祭において、このスギの間伐材で作られた鍬をお使いになって、クロマツの苗木をお手植えになったことをお詠みになっている。

第七十回国民体育大会開会式

作られし鯨もいでて汐を吹く集団演技もて国体開く

本年九月に和歌山県で開催された国民体育大会開会式に御臨席になった際、式典前演技において大型の鯨の模型が競技場の中央に引き出され、汐を吹く様を現した様子を御覧になっての御製。

第三十五回全国豊かな海づくり大会

深海の水もて育てしひらめの稚魚人らと放つ富山の海に

本年十月、富山県での全国豊かな海づくり大会において、富山湾の深層水で育てられたヒラメの稚魚を御放流になったことをお詠みになったもの。

戦後七十年に当たり、北原尾、千振、大日向の開拓地を訪ふ

開拓の日々いかばかり難かりしを面穏やかに人らの語る

戦後七十年に当たる本年、天皇皇后両陛下は、六月から八月にかけて、戦後の引揚者により開拓された宮城県蔵王町北原尾地区、栃木県那須町千振地きたはらおちふり区、長野県軽井沢町大日向地区を御訪問になった。この御製は、各地区で入おおひなた植者らと懇談され、その話をお聞きになられたときのことを詠まれたもの。

新嘗祭近く

この年もあがたあがたの田の実りもたらさるるをうれしく受くる

新嘗祭においては、毎年、各都道府県の農家から献上された新穀が供えられており、天皇皇后両陛下は、各都道府県の関係者と献上農家にお会いになって感謝の気持ちをお伝えになる。本年も新嘗祭が近づき、新穀の献上を受けられての御製。

皇后陛下御歌三首 平成二十七年

石巻線の全線開通

春風も沿ひて走らむこの朝女川駅を始発車いでぬ

東日本大震災で被災し、一部区間の不通が続いていたJR石巻線は、本年三月、女川駅浦宿駅間の復旧により四年ぶりに全線開通し、その始発列-うらしゆく車は女川駅からの出発となった。この御歌は、開通の知らせを嬉しくお聞きになりお詠みになったもの。

ペリリュー島訪問

逝きし人の御霊かと見つむパラオなる海上を飛ぶ白きアジサシ

天皇皇后両陛下は本年四月慰霊のためパラオ共和国を御訪問になったお泊まりになった海上保安庁の船「あきつしま」からヘリコプターで西太平、洋戦没者の碑があるペリリュー島に向かわれる途中、眼下にサイパン島のスーサイド・クリフでご覧になったのと同じ白いアジサシが飛ぶ様子を、亡くなった人々の御霊に接するようだとお感じになりつつ見入られたことをお詠みたまみになっている。

YSより五十三年を経し今年11

国産のジェット機がけふ飛ぶといふこの秋空の青深き中

本年十一月、国産初のジェット旅客機MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)が、戦後初の国産プロペラ旅客機YS以来五十三年ぶりに、初11の試験飛行に成功した。この御歌はMRJが秋の青く澄み渡る空に飛んでいる様に思いを馳せ、お詠みになったもの。

出典:宮内庁

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