【麻生太郎】冷や飯食う覚悟なき者に日本の舵取り任せられぬ<街頭演説全文>

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2018年9月20日に行われた自民党総裁選は、安倍晋三首相が連続3選を果たした。

福岡県連執行部は、首相が総裁選への出馬を正式表明した翌日の8月27日、早々に「首相支持」を組織決定。これは麻生太郎副総理兼財務相に近い議員らの働きかけが大きかったという。

長期政権を可能にしているのは、盟友・麻生太郎氏の存在が大きいと思う。口では財務省に合わせつつ、「一致結束してど真ん中で支える」という安定感で安倍政権を支えてきた。

そんな麻生太郎氏の、安倍陣営での街頭演説が心に沁みた。
国民の一人として様々な思いがこみ上げる。当事者なら、いかばかりだろう。

ここに全文残しておきたい。

自民党総裁選 安倍晋三首相陣営「街頭演説会」麻生太郎副総理兼財務相

2018年9月19日夕方 東京・JR秋葉原駅前

「麻生太郎です。明日はいよいよ総裁選挙投票日。もう一つ、何の日だか知っています?俺の誕生日。明後日は、安倍晋三候補の誕生日。

今から12年前、初めてこの秋葉原で安倍晋三候補、谷垣禎一候補、麻生太郎、3人で総裁選挙をやらせていただいて以来、今日まで驚くなかれ、ここで8回総裁選挙、衆院選挙、参院選挙の応援をやらせていただきましたが、雨が降ったことは1回もない。そして、2人そろってここに出てきて、その選挙で負けたことは1回もありません。1回だけ、安倍晋三候補1人で来た東京都議選だけ負けた。2人そろって負けたことなどないのです。2人そろって雨が降ったこともない。秋葉原はこの安倍晋三候補にとっては極めて縁起のいい、大事な大事な場所です。

いよいよ、この総裁選挙も明日が投票日となりました。今、いろんなことが言われてますけど、皆さん思い出してみてください。7年前、安倍晋三候補の後を受けて、麻生太郎と福田康夫候補と2人で総裁選挙を争ったことがあります。1派閥・麻生派は、たったの15人。15人よ。あとは全派閥福田候補だった。その時に、私どもは何と言ったか、今でも覚えてますよ。『間違いなく、俺についてくる人は必ず冷や飯を食いますと。冷や飯食うことを覚悟でついてくる人だけ、一緒にお願いします』そう申し上げて付いてきたもらった人が安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明。そういった人たちに付いてきてもらって、われわれは間違いなく、その1年間、残り1年間全く無役で終わりました。いいじゃないですか。

冷や飯は冷や飯なりにうまい食い方があります。焼き飯にしたってうまい、お茶漬けにしたってうまい。冷や飯は冷や飯なりの食い方があるのだとそう申し上げて、明るく選挙をやらせてもらったと思ってます。今、何となく冷やしておいて、いろいろな冷や飯を食わせるなとか何とかかんとか言っている人たちがいるみたいですけど、覚悟が足りねぇんだ覚悟が。冷や飯食うぐらいの覚悟を持って戦って当たり前でしょうが。そういう覚悟のない人に、われわれは間違いなくこの日本という国のかじ取りを任せるわけにはいかない。そう確信しています。

ぜひみなさん方のお力添えをいただいて、今回のこの選挙、この6年間の実績を見てもらって、6年前ここでやった時のあの選挙とは違う。あの寒い12月、応援していただいた方、今日もここに大勢お集まりですが、あのとき、今とこの6年間の違いを思い比べて、ぜひ、今回も前回同様、安倍晋三、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました」

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