尖閣諸島周辺海域における中国公船の活動状況について(外務省プレスリリース等) | 政治備忘録

尖閣諸島周辺海域における中国公船の活動状況について(外務省プレスリリース等)

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8月3日から連日、東シナ海の沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域接を中国海警局の公船や多数の漁船が航行し領海侵犯を繰り返している。6日には漁船約230隻と海警局の船6隻を確認。海警局の船のうち、3隻は武装していたという。

外務省のアジア大洋州局長は6日午前、在日中国大使館の公使に対し、領海内に入らず接続水域からも退去するよう求め、一方的に緊張を高める行為だとして強く抗議。

9日午前には、岸田文雄外相が中国の程永華駐日大使を外務省に呼び出し、強く抗議した。

以下、現段階までの日本・中国・アメリカの動きや発表などを時系列でまとめた。

その前に、櫻井よしこ氏の言論テレビで語られた ‘ 中国の領有権「獲得」パターン ’ をご紹介しよう。

中国の領有権「獲得」パターン

1 第一段階 学術論文や歴史的「史科」等に基づき、領有権を主張
2 第二段階 領海法や九段線など、国内手続きで権利を主張
3 第三段階 農民や漁民を装った軍人が入植
4 第四段階 国教警備隊や湾岸警備隊が進入(検察権)
5 第五段階 軍隊が侵入し、建築物や軍事施設を構築

出典:『言論テレビ』 2016.08.12 ゲスト 太田文雄(元防衛庁情報本部長・国基研企画委員)

中国は段階を追って徐々に領有権を侵してゆく。
「中国が来るわけない」「話し合えば解決できる」と言っていた左翼系の方々の顔が浮かぶが、今でもそう思ってるのだろうか。

それでは、3日の中国船領海侵犯以後の動きを、外務省資料とメディア報道等を使って時系列でご紹介する。

総理指示

中国公船等の尖閣水域接近事案について

総理指示(6日 13:48)

  • 関係省庁が連携し、国際法及び国内法令に則って、冷静かつ毅然と対応すること
  • 米国を始めとする関係諸国と緊密に連携すること
  • 国民や国際社会に対し、的確な情報提供を行うこと

出典:首相官邸

中国側「尖閣は中国固有の領土」

中国外務省の華春瑩報道官は6日、(中略)「釣魚島(尖閣の中国名)は中国固有の領土だ。中国は付近の海域に争う余地のない主権を有している」と正当化するコメントを発表した。

日本外務省による中国側への抗議に対しては「情勢の緊張と複雑化を招くいかなる行動も取るべきではない。関係海域の安定のために共に建設的な努力をすべきだ」と反論。「中国側は関係海域の事態を適切にコントロールしている」と強調した。

出典:共同通信 2016.8.06

岸田文雄外相、駐日中国大使に抗議

岸田文雄外相は9日午前、中国の程永華駐日大使を外務省に呼び出し、(中略)強く抗議した。中国公船が漁船とともに尖閣周辺の領海に侵入した5日以降、日本政府の閣僚が中国側に直接抗議するのは初めて。

岸田氏は、外務省の杉山晋輔事務次官らが再三抗議したことを踏まえ、「度重なる抗議にもかかわらず、多数の公船派遣や領海侵入などわが国の主権を侵害し、一方的に現場の緊張を高める行動は断じて受け入れられない」と中国公船を撤収させるよう求めた

また、6月に中国海軍艦が尖閣周辺の接続水域に入り込んだことなどを念頭に「中国側は一方的に現状を変更しようとしている。これにより日中関係をめぐる状況は著しく悪化している」と批判した。

程氏は岸田氏と面会後、外務省で記者団に対し「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)は中国固有の領土であり、中国の船舶が関連海域で活動を行うのは当然だという中国側の立場を説明した」と述べた

海上保安庁は8日、尖閣周辺の接続水域や領海に一時、中国の公船計15隻が入ったと発表した。尖閣周辺で同時に航行する公船の数としては過去最多。日本政府は緊張を一方的に高める行為だとして、警戒と監視を強化している。

出典:産経新聞

我が国尖閣諸島周辺海域における中国公船の確認等(外務省 報道発表)

平成28年8月10日

  1. 我が国からの累次の抗議にもかかわらず,依然として我が国尖閣諸島周辺の接続水域内に複数の中国公船がとどまっていることに加え,9日から10日未明にかけ,尖閣諸島周辺の我が国排他的経済水域において,中国公船が搭載艇等により中国漁船に接舷し,乗組員が移乗したことが確認されました。
  2. これらの状況を受け,本日11時19分頃,金杉憲治アジア大洋州局長から郭燕(かく・えん)在京中国大使館公使に対し,中国公船が我が国接続水域から直ちに立ち去るよう強く求めたほか,また,中国公船が漁船に接舷して,乗組員が移乗したことに関し,中国側に対して事実関係について説明を求めるともに,当該海域において中国による漁業に関する管轄権の行使は認めていないという我が国の立場を強く申し入れました。

尖閣諸島周辺海域における中国公船及び中国漁船の活動状況について(資料)

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出典:外務省

北京の日本大使館も抗議

北京の日本大使館の横井裕大使は7日夜、中国の孔鉉佑外務次官補に対して厳重に抗議した。日本大使館が明らかにした。

7日午後には伊藤康一公使が中国外務省に対して、中国公船が尖閣周辺の接続水域から立ち去るよう求めた。

横井大使らは6日にも尖閣周辺の接続水域に中国公船が入ったことに対して抗議している。

出典:共同通信 2016.8.08

米国務省、尖閣は「日本の施政権下」と改めて言及

米国務省のトルドー報道部長は10日の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域を航行する中国公船が増加していることに懸念を表明した上で「日本の尖閣諸島に対する施政権を損ねようとするいかなる一方的な行為にも反対する」と強調した。

また、ベトナムが南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で実効支配する島に移動式ロケット弾発射装置を配備したとの情報について「全ての領有権を主張する国に緊張を高める行為をやめるよう求める」と述べ、平和的解決を促した。

出典:共同通信 2016.8.11

中国漁船とギリシャ籍貨物船の衝突事案の救難救助(外務省 報道発表)

平成28年8月11日

  1. 本11日午前5時32分頃,ギリシャ籍貨物船から,尖閣諸島魚釣島北西約67キロメートル(約37海里)の公海上で中国漁船と衝突した旨遭難通信を受けたところ,海上保安庁の巡視船及び航空機が現場海域に急行し,漂流した中国漁船船員6名を救助しました。現在も現場海域にて行方不明者の捜索・救助にあたっています。
  2. これを受け,日本政府から中国政府に対し,東京及び北京の外交ルートで通報したところ,先方からは謝意が表明されました。

出典:外務省

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