• 新聞
  • 新聞に関する情報、新聞から発信された情報まとめ一覧

竹田恒泰が暴露!大殿下が直接天皇陛下に確認し、ご意向吹聴した官房副長官の嘘が発覚

ページに広告が含まれる場合があります。

毎日新聞が5月21日、天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議に対し、陛下が不満を漏らされ、専門家の意見にショックを受けられたと報道した。

まず、その時の記事をご紹介しよう。

退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」

天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。

陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。

宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。

陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。

出典:毎日新聞 5/21(日)

この記事を巡り、様々な憶測や批判が出ている。

昨年、NHKが「退位のご意向」をリークによって報道。
しかし宮内庁の山本信一郎次長が否定。
しかしその後、陛下が「お気持ち」を表明されたという経緯がある。

その記憶が新しいだけに、憶測が広がるのも無理はない面がある。

わたしはTwitterに「今は静観している」と書いたまま今に至るが、あらゆる可能性を想像したのは正直なところ事実。しかし、その真偽を確認しようもないリークによる記事によって踊らされてはならない。

その気持ちを一層強くした、今日5月25日放送の『虎ノ門ニュース』、竹田恒泰氏の解説をぜひ読んで頂きたい。

天皇陛下の毎日新聞報道を否定 宮内庁次長

天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議のヒアリングで、保守系の一部専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が不満を漏らしたと毎日新聞が報道したことについて、宮内庁の西村泰彦次長は22日の記者会見で「陛下が発言をされた事実はない」と否定した。

毎日新聞は21日付朝刊で「陛下 公務否定に衝撃」「『一代限り』に不満」との見出しで報道。保守系の専門家の指摘に、陛下が「批判をされたことがショックだった」と話したことなどを紹介した。

毎日新聞社は社長室広報担当名で「十分な取材に基づいて報道しております」とのコメントを出した。

出典:共同通信 2017年 05月 22日

竹田恒泰氏による解説

記事によると「一代限りでは不満、制度化して欲しかった」ということ。
「祈っていればいい、というのもショックだった」と。

宮内庁関係者って誰だ?

職務上知り得たことを外に向かって話すのは、国家公務員法違反。これは民間だって機密漏洩で犯罪になる可能性がある。
内容が事実であってもこれは違法行為違法行為を新聞記事に取り上げるというのは、毎日新聞はどんな倫理観をしているのかという話。犯罪に加担している

陛下がこう仰ったかどうかは「分からない」です。なぜなら、確認のしようがないから。

「陛下がこう仰った」という記事を書き始めたら、滅茶苦茶なことになる。これこそが天皇の政治利用であり、絶対に憲法が許すところではない。

まことしやかに「陛下のご意向」と言うことはよくある。
かつて、女系天皇・女性天皇の議論があったとき、麻生政権下で、旧皇族を活用する皇室典範改正を水面下で動いていたことがあった。そうしたら、当時の事務方の官房副長官(警察官僚の漆間巌かな?)が「天皇陛下のご意向は女系天皇だ」と政治家に言って回った。

その話は具体的で、

麻生総理が内奏の折に、陛下は「男系天皇はもうよい。女系天皇を実現すべきではないか」と麻生総理に仰った。

という内容。

しかも先述の通り、言っているのは事務方のトップの官房副長官。
事務方の官房副長官というのは、事務次官を束ねる官僚機構のトップ。

「らしい」ではなく、「いつ・だれが・どこで・どういうふうに聞いたか」がセットになっている内容だから、信憑性の高い話だと思ってしまう。
それを聞いた男系を主張している議員たちは、「陛下の意向に反する」と思い、動けなくなってしまった。

僕はこの話を聞いたとき、絶対に嘘だと思った。

普通は確かめようがないが、確かめた。
おヒゲの殿下、三笠宮寛仁親王殿下に「こういう話があるが、本当ですか」と聞いたら「絶対にない」と言い「俺が確かめる」と言って、お父様、三笠宮大殿下にご相談になった。
大殿下が皇居に参内あそばした折に、陛下に直接お聞きになった。

天皇陛下のお答えは、

麻生総理の内奏の折に、皇位継承の話が出たことはない

というものだった。誠に立派で、イエスとかノーとか政治的なお考えは仰らなかった。

つまり、事務方の官房副長官が言ったことは全部「嘘」だった。

卑怯なんですよね。確かめようがないんだから。

陛下のご意向のようなものが、まことしやかに聞こえてきても、こんなものは根も葉もない話。

君側の奸と言いますか、近くにいる者が「ご意向はこうですよ」と言ってその人の言うとおりに政治が動いていくようなことがあると、例えば中華帝国では宦官が政治を執り始めて滅茶苦茶になっていった。

毎日新聞の記事は、違法に聞き出して書くわけですから卑怯。倫理のカケラもない。とんでもない話。

これは、安倍政権を皇室を貶める記事。
天皇陛下がわがままを仰っているように取る人もいる。

この記事が、実は天皇陛下から内々に「出せ」と言われて出たような記事であるとは到底思えない。

民進党 女性宮家明記が賛成の条件 退位特例法案で

民進党は23日の「次の内閣」会合で、天皇陛下の退位を実現する政府の特例法案について協議し、大串博志政調会長に賛否を一任すると決めた。大串氏は会合後、記者団に対し、法案採決に伴う付帯決議案に「女性宮家」創設を明記することが賛成の条件になると説明した。「非常に高いハードルが残っている」と述べた。

皇族減少対策を巡り、政府に検討を求める項目として、女性宮家の文言を盛り込むことに慎重な自民党の譲歩を促す狙い。自民、民進両党は特例法案を衆院議院運営委員会で審議入りする前に、付帯決議案をまとめることが重要だとの認識で一致している。

出典:共同通信 2017年05月23日

竹田恒泰氏による解説

誰が女性宮家に賛成しているかを見れば、どれほど危険なことかが分かる。
蓮舫が肝入りで送り込んだのが、白真勲

蓮舫は二重国籍でどちらの国にアイデンティティがあるかもよく分からない人物。
その人が肝入りで送り込んだ白真勲は朝鮮人で、一応日本国籍を得たが元『朝鮮日報』の東京支局長。別に議員になるのはいいが、そういう人が皇室のためにと言って始めているのが「女性宮家」。
これは絶対に危険な企てなんです。女性宮家なんてやったら、皇室の終わりの始まりですから。

女性天皇・女系天皇という議論がかつてあったが、装い新たに登場したのが「女性宮家」。また時間があるときに詳しく話すが、結局は血統の原理を変えさせるものです。

結局、政治利用している。これで自民党がやろうとしていることを揺さぶろうとしている。

譲位の問題は一歩間違えば政権が吹っ飛ぶ案件ですから、一見聞こえのいい「女性宮家」で政権を揺さぶってやろうと。

だから皇室はどうでもよくて、ただ自民党を困らせてやろうというもの
眞子内親王のご婚約を政治利用するわけですから


なんだかマーカーだらけになってしまいましたが、どれも大事な発言だと思います。

このように「陛下のご意向」と言われたら、国民は確認のしようもなくそちらに流れがちになったり、場合によっては批判が出てしまうこともある。また、リークによる「ご意向」に沿わない意見を持つ専門家は発言できなくなってしまいますよね。

しかしそれが罠であるかもしれないわけで、わたしたちはしっかりと憲法に沿って考えなくてはなりませんし、わたしたち国民が世論によって皇室を支え、言論封殺ではなく活発に議論が行われることを支持したいと思います。

合わせて読みたい