安倍晋三 前首相 発言

安倍前首相「保守は団結しない。勘違いして自分の主張ばかり」保守団結の会で講演

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安倍晋三前首相は2021年4月22日、自身が顧問を務める自民党保守系議員でつくる「保守団結の会」の会合に出席。その冒頭で、

「保守団結の会、いや保守はほんとに団結しませんからね。みんな何か勘違いして、自分の主張ばっかり言い続けてる。皆さんは団結してください」

と発言があったことを、長尾たかし議員がツイートした。

これに対するリプ欄で、長尾たかし議員は以下のように語っている。

「相手のことを気にする、自分が前面に出たい、それ優先するほど多分余裕があるのだと思います。本当の危機に臨んではそんな余裕は無いはずだと思います。手柄を求めるなかれ。誰がやったかではなく何が成し遂げられたかが重要です」

保守の自己主張の強さと団結力のなさは、感じるところがある人も多いのではないか。

マスコミの前で発言されたらしいので、掲載された記事がないか探したが該当するものはなかった。

この時の他の安倍前首相の発言内容は、産経が一番詳しいようなので以下ご紹介しておく。「コロナ禍で間違っても増税はダメ」「財政出動するしかない」と語っており、こちらは話題になっていた。

 安倍晋三前首相は22日、自身が顧問を務める自民党保守系議員でつくる「保守団結の会」の会合で、「日本外交の課題と展望」と題して講演した。安倍氏は、菅義偉(すが・よしひで)首相とバイデン米大統領による日米首脳会談の共同声明に「台湾」が明記されたことについて、「画期的だ。米国が戦略的な曖昧戦術をやめた」と評価した。高鳥修一衆院議員が会合後、明らかにした。

 講演は非公開で、質疑を含めて約1時間行われた。安倍氏は新型コロナウイルス禍での経済対策について、「コロナ禍で間違っても増税はダメだ。政府・日銀連合軍で財政出動するしかない。今やらないと大変なことになる」と指摘。「東日本大震災の復興増税で、その後の日本経済に大きな負荷がかかった。そこからアベノミクス構想が始まった」とも説明した。

 安倍氏はまた、会合冒頭、約30人の出席議員に「保守政党の皆さんの役割は、日本を日本たらしめているものは何かということに常に思いをはせることだ。もし、その方向と違う方向に党や国が進むようであれば、自分たちが行動するという気概を持って取り組んでいただきたい」と呼びかけた。

産経(2021.4.22 19:08)

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