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【安倍首相】 「建国記念の日」を迎えるに当たってのメッセージ

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1月11日は建国記念の日。日本誕生2675年です。
広島国際会議場で行われた「建国を祝う集い」に参加して来ました。

第一部では、開式の辞のあと国家斉唱があったのですが、みんなで歌うのは学生のとき以来かもしれない…嬉しかった。

そして一部の最後には万歳三唱があって「天皇陛下、ばんざーい。ばんざーい。ばんざーい。」とやるんですよ。

初めて参加したのですが、違和感もなく万歳してしまうところが「やはり私は日本人だな」としみじみ。普段それほど深く考えていなくても、やはり天皇陛下に対する畏怖の念があります。教育も受けていないのに、格差だ、差別だ、などと思うことは微塵もないのが不思議といえば不思議ですが、これが日本人かもしれません。

3.11の後には、

しきしまの 大和心の をゝしさは ことある時ぞ あらはれにける

(明治天皇御製  明治三十七年、日露戦争の折に詠まれた。苦難のときこそ日本国の雄々しさはあらわれる。一致団結し凛としてみんなで乗り越えよという励ましの御心が込められている。)

と紙に書いて部屋の壁に張ったものです。今も、毎日見ては自分を鼓舞しています。

 

第二部は、竹田恒泰氏による「ジャパン・ルネッサンス ~日本が輝きを取り戻す時~」と題した講演が行われました。

日本がいつどのようにして建国されたのか、日本がなぜ現存する最古の国家として今もなお繁栄しているのか、天皇の願い、国柄などについて、日本書記や古事記に触れながら、面白く語っておられました。

国民を奴隷のように扱うのではなく、家族と思い、国民の幸せを祈る天皇がおられる日本は、国民がいい国だと思っているから残っているのだというような話。実際に天皇は、自らの命を擲ってでも国民を助けようとし、幸せを願ったという実話。

何しろ退屈させない語り口が凄かった。日本に生まれてよかったと改めて思ったのでした。

 

「建国記念の日」を迎えるに当たっての内閣総理大臣メッセージ

平成27年2月10日

「建国記念の日」は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨のもとに、国民一人一人が、今日の我が国に至るまでの古からの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う国民の祝日であります。

我が国は、四季折々の豊かな自然に恵まれ、長い歴史を経て、諸外国に誇れる日本固有の文化や伝統を育んできました。五穀豊穣を祈り、田畑をともに耕し、水を分かち合い、乏しきは補い合う、麗しい社会を築いてまいりました。知恵と創意工夫により、自然に向き合い、自然との調和を図りながら、科学技術の発展をはじめ、様々な分野において、人類の営みに大きく貢献してきました。

災害や戦争など苦難の時もありましたが、いつの時代にあっても、先人たちは、勇気と希望をもって、新しい時代を切り開いてきました。国民一人一人のたゆまぬ努力により、戦後の焼け野原から立ち上がり、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、法を貴ぶ国柄を育ててきました。今日の我が国の発展は、先人たちが幾多の国難を乗り越えた礎の上にあります。

こうした先人の努力に思いを致しつつ、この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでまいります。
そして、様々な環境の変化に適応していかなければ、この素晴らしい伝統を守り抜いていくこともできません。そのためにも、十年先、五十年先、そして百年先をも見据えた改革に、果断に取り組んでまいります。「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。自信と誇りの持てる未来に向けて、共に歩みを進めてまいりましょう。

「建国記念の日」が、我が国のこれまでの歩みを振り返りつつ先人の努力に感謝し、さらなる日本の繁栄を希求する機会となることを切に希望いたします。

平成27年2月11日
内閣総理大臣 安倍 晋三

 出典:首相官邸

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