安倍総理大臣の欧米6か国訪問

【安倍首相 欧米6か国訪問】各国首脳会談まとめ(2019年4月)

6月に開催されるG20大阪サミットを控え、安倍総理大臣は4月22日から29日、フランス・イタリア・スロバキア・ベルギーのヨーロッパ4か国とアメリカ、カナダを歴訪しました。

各国における首脳会談概要は以下のとおりです。


欧米6カ国訪問

安倍総理大臣は4月22日から29日、フランス、イタリア、スロバキア、欧州連合(EU)本部のあるベルギー、米国、カナダの順に訪問しました。

安倍首相欧米訪問の日程

出典:産経新聞

フランス



平成31年4月22日(現地時間)、安倍総理は、フランス共和国のパリを訪問しました。

翌23日(現地時間)、総理は、フランス共和国のエマニュエル・マクロン大統領と共同記者発表を行った後、会談を行いました。

日仏首脳会談

G20/G7に向けた協力

(1)両首脳は,G20とG7の相乗効果を高めていくことで一致し,G7ビアリッツ・サミットとG20大阪サミットの成功に向けて,G20/G7の議長国として引き続き協力していくことで一致しました。

(2)また,安倍総理大臣から,G20大阪サミットの際にデータ・ガバナンス,特に電子商取引に焦点を当て議論する「大阪トラック」を立ち上げるべく,フランスの力強い支援を要請する旨述べました。両首脳は,自由貿易体制の維持が国際社会の最重要課題であるとの認識の下,WTO改革のモメンタムを維持する必要性につき一致しました。また,両首脳は,気候変動や海洋プラスチックごみを始めとする環境・地球規模課題への貢献等に取り組み,力強いメッセージを発出することで一致しました。

二国間関係

(1)両首脳は,自由で開かれたインド太平洋の維持・強化について立場を共にしていることを確認し,具体的な案件の実施に向けて取り組んでいくことで一致しました。

(2)安全保障・防衛分野について,安倍総理大臣は,今月の仏海軍フリゲート艦「ヴァンデミエール」と海自の共同訓練,現在調整中のインド洋での仏空母「シャルル・ド・ゴール」との共同訓練,日仏物品役務相互提供協定(ACSA)の早期発効へ向けた協力など,具体的な連携の進展を歓迎しました。また,両首脳は,本年1月の日仏外務・防衛閣僚会合(「2+2」)の成果も踏まえ,海洋安全保障等の様々な分野で協力の具体化に向け緊密に連携していくことで一致し,第1回包括的海洋対話を年内に開催することを確認しました。

(3)両首脳は,経済関係について,人工知能(AI)やイノベーションやスタートアップ,民生原子力の分野で両国の間の協力が拡大していることを歓迎しました。

日EU関係

(1)両首脳は,本年2月の日EU・EPAの発効やSPAの暫定的適用開始を踏まえ,引き続き日EU関係(PDF)別ウィンドウで開くを強化していくことで一致しました。

(2)安倍総理大臣から,英国のEU離脱に関し,「合意なき離脱」の回避への期待を表明したのに対し,マクロン大統領から先般の欧州理事会での決定を踏まえ,現状の説明がありました。

地域情勢

両首脳は,地域情勢等についても議論を行い,引き続き両国間で緊密に意見交換していくことを確認しました。

(1)北朝鮮情勢について,両首脳は,引き続き,安保理決議に基づき,北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルのCVIDの実現に向け,緊密に連携していくことを確認しました。また,マクロン大統領から,哨戒機及び船舶の派遣による「瀬取り」対処で引き続き貢献したいとの意向が示され,安倍総理大臣からこれを高く評価する旨述べました。

(2)アフリカについて,両首脳は,G7サミットからその後のTICAD7に向けて,アフリカ開発に向けた気運を盛り上げるべく両国で協力していくことを確認しました。

(3)また両首脳は,核合意を含むイラン情勢等についても意見交換を行いました。

外務省

イタリア

安倍総理大臣の欧米訪問
安倍総理大臣の欧米訪問

平成31年4月23日(現地時間)、安倍総理は、イタリア共和国のローマを訪問し、日本食レセプションに出席しました。

翌24日(現地時間)午前、総理は、イタリア共和国のセルジョ・マッタレッラ大統領を表敬しました。
午後には、イタリア共和国のジュゼッペ・コンテ首相と会談及び共同記者発表を行いました。

日伊首脳会談

G20における協力

(1)両首脳は、G20大阪サミットの成功に向けて、イタリアが再来年にG20議長国を務めることを踏まえ、日伊両国が緊密に連携して国際社会の取組をリードしていくことで一致しました。

(2)安倍総理大臣から、G20大阪サミットの際にデータ・ガバナンス、特に電子商取引に焦点を当て議論する「大阪トラック」を立ち上げるべく、イタリアの力強い支援を要請するとともに、自由貿易体制の維持が国際社会の最重要課題であるとの認識の下、WTO改革のモメンタムを維持する必要性を強調しました。また、質の高いインフラ、気候変動や海洋プラスチックごみを始めとする環境・地球規模課題への貢献等に取り組み、力強いメッセージを発出したいとの考えを説明しました。

(3)コンテ首相からこれに賛意が示され、その上で、両首脳は、自由貿易の推進、WTO改革、データ・ガバナンス、質の高いインフラ、環境・地球規模課題等の分野で、日伊両国が協力していくことを確認しました。

二国間関係

(1)コンテ首相から、「自由で開かれたインド太平洋」に対する支持が表明され、両首脳は、その維持・強化のため具体的協力案件の形成に向けて連携していくことで一致しました。

(2)また、両首脳は、日伊防衛装備品・技術移転協定の発効を歓迎し、具体的な協力実現に向けて、防衛当局間の対話を強化していくことを確認しました。

(3)安倍総理から、本年8月に予定されるTICAD7へのイタリアからの出席やサイドイベントの実施を歓迎し、両首脳は、アフリカに関しても連携を強化していくことで一致しました。

(4)安倍総理から、今般、日本政府として、日伊映画共同製作協定の締結に向けた交渉開始を決定したことを伝え、コンテ首相からは歓迎の意が表明されました。

(5)両首脳は、安全保障・防衛、文化、貿易・投資等の幅広い分野で、日伊関係を一層強化していくことを確認しました。

日EU関係

(1)両首脳は、本年2月の日EU・EPAの発効を踏まえ、引き続き日EU関係を強化していくことで一致しました。

(2)英国のEU離脱に関し、両首脳は、英国の円滑なEUからの離脱の実現は欧州経済にとっても利益であり、「合意なき離脱」を回避する重要性を確認しました。

地域情勢

(1)両首脳は、地域情勢等についても議論を行い、引き続き両国間で緊密に意見交換していくことを確認しました。

(2)北朝鮮情勢について、両首脳は、引き続き、安保理決議に基づき、北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な廃棄を実現すべく、緊密に連携していくことで改めて一致しました。また、安倍総理は、最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め、コンテ首相の支持を得ました。

外務省

スロバキア

安倍総理大臣の欧米訪問
安倍総理大臣の欧米訪問

平成31年4月24日(現地時間)、安倍総理は、スロバキア共和国のブラチスラバを訪問し、ポーランド共和国のマテウシュ・モラヴィエツキ首相と会談を行いました。

翌25日(現地時間)、総理は、スロバキア共和国のペテル・ペレグリニ首相と会談及び共同記者発表を行いました。
続いて、ペレグリニ・スロバキア首相、チェコ共和国のアンドレイ・バビシュ首相、モラヴィエツキ・ポーランド首相及びハンガリーのヴァルガ・ミハーイ経済担当副首相兼財務大臣との写真撮影、会合及び共同記者発表を行った後、バビシュ・チェコ首相との会談を行いました。

第3回「V4+日本」首脳会合

1 日EU関係,「V4+日本」協力

(1)安倍総理とV4各国首脳は,昨年10月に続く首脳会合の開催を歓迎し,日本とV4は基本的価値を共有するパートナーであるとの認識を改めて一つにし,国際社会の様々な課題につき協力していくことを確認しました。

(2)また,安倍総理とV4各国首脳は,「V4+日本」経済セミナーや西バルカンにおける協力,科学分野での協力など最近の主要な「V4+日本」協力の成果を確認し,協力の継続と強化につき一致しました。

2 国際社会の課題

安倍総理とV4各国首脳は,北朝鮮について直近の情勢を踏まえた議論を行い,引き続き連携していくことで一致しました。また,我が国の最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,V4諸国から理解と賛同を得ました。
さらに,英国のEU離脱について,安倍総理から「合意なき離脱」の回避を強く期待するとの日本の考え方を伝え,V4側と一致しました。このほか,安倍総理とV4各国首脳は,東アジア情勢及び欧州情勢,移民問題や気候変動への対応について意見交換を行いました。

3 ルールに基づく自由で開かれた経済システム

安倍総理とV4各国首脳は,ルールに基づく自由で開かれた経済システムの維持・強化に向け,WTO改革を含む自由貿易の推進と経済成長,質の高いインフラ投資の推進,データガバナンスの重要性を確認しました。安倍総理からは,G20議長国としての取組を説明しました。

(注)V4:チェコ,ハンガリー,ポーランド及びスロバキアによる地域協力の枠組み。1991年にハンガリーのヴィシェグラードで創設された。首脳,外相,高級実務レベルの対話に加えて,科学技術,第三国支援,防災,環境,などの幅広い分野で「V4+日本」の協力が進められている。

外務省

日・スロバキア首脳会談

経済関係

両首脳は二国間の経済関係を一層発展させていくことで一致しました。

地域情勢

両首脳は,北朝鮮情勢を含む地域情勢及び国際情勢についても意見交換を行いました。安倍総理から,我が国の最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,ペレグリニ首相の支持を得ました。

外務省

ベルギー

安倍総理大臣の欧米訪問
安倍総理大臣の欧米訪問

平成31年4月25日(現地時間)、安倍総理は、ベルギー王国のブリュッセルを訪問しました。

総理は、EU(欧州連合)のドナルド・トゥスク欧州理事会議長及びジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長とテタテ会合を行い、その後、日EU定期首脳協議及び共同記者会見を行いました。

第26回日EU定期首脳協議

G20大阪サミットに向けた連携

(1)両首脳は,日本とEUとが,6月のG20大阪サミットの成功に向けて緊密に協力していくことで一致しました。安倍総理から,G20大阪サミットの際に,データ・ガバナンス,特に電子商取引に焦点を当てて議論する「大阪トラック」を立ち上げるべく,EUの力強い支援を要請し,先方からの支持を得ました。
(2)また,両首脳は,自由貿易体制の維持が国際社会の最重要課題であるとの認識を共有し,世界貿易機関(WTO)上級委員会の適切な機能の確保に向けて協力していくことを含め,WTO改革のモメンタムを維持する必要性につき一致しました。

日EU関係

(1)両首脳は,本年2月に日EU経済連携協定(EPA)が発効し,日EU戦略的パートナーシップ協定(SPA)の暫定的適用が開始されたことを歓迎しました。
(2)両首脳は,日EU・EPAの発効によって日EU関係が新たな次元に移行したこと,本年4月の第1回合同委員会が成功裏に開催され,協定が発効後概ね順調に運用されていることを確認し,引き続き協定を活用した日EU間の貿易・投資の促進の重要性につき一致しました。
(3)また,両首脳は,日EU・SPAに関し,本年3月の第1回合同委員会の開催を歓迎し,持続可能な連結性及び質の高いインフラ,地球規模課題等を中心に,SPAの下での日EU協力を進めていくことを確認しました。
(4)さらに,安倍総理から,震災からの復興は引き続き我が国の最優先課題であるとして,EUによる日本産食品等の輸入規制に関し,科学的根拠に基づく早期規制撤廃を働きかけました。

地域情勢

両首脳は,英国のEU離脱問題のほか,中国,北朝鮮,イラン,ウクライナ等の地域情勢についても,忌憚ない意見交換を行いました。特に,北朝鮮情勢については,国連安保理決議に基づき,北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ不可逆的な廃棄を実現すべく,緊密に連携していくことで改めて一致しました。また,最重要課題である拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,トゥスク議長とユンカー欧州委員長の支持を得ました。

外務省

アメリカ合衆国

安倍総理大臣の欧米訪問
総理は、日米首脳会談後の会見で、日米首脳会談について次のように述べました。

「今日の首脳会談においては、まず、北朝鮮の問題について、二人だけの会談、そして、少人数の会談において、相当時間を割いてじっくりと意見交換を行いました。昨年の米朝首脳会談において、朝鮮半島の非核化についてトランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)委員長が合意をし、そして、署名して以来新しい流れが生まれています。今週、プーチン大統領は、首脳会談を行い、朝鮮半島の非核化に向けて働きかけを行いました。国際社会が一致して朝鮮半島の非核化に向けて働きかけを行っていく、取り組んでいくことが大切であろうと思いますが、プーチン大統領とは、従来から朝鮮半島の非核化が日露共通の目標であるということを確認し合っているところでありますが、日本も国際社会と共に朝鮮半島の非核化、米朝合意の実現に向けて努力をしていきたいと思います。トランプ大統領とは、今後の米朝プロセスを展望しながら進め方について相当突っ込んだやりとりをしたところでございますが、日本としても朝鮮半島の非核化に向けて積極的な役割を果たしていく決意であります。また、大切な拉致問題については、先般のハノイでの会談についてトランプ大統領から今回、より詳しい説明を伺いました。詳細については、差し控えさせていただきたいと思いますが、次は私自身が、金正恩委員長と向き合い、解決する。トランプ大統領からは全面的に協力する、という力強い言葉がありました。

そして、経済についても時間をかけて議論したところでございますが、トランプ政権が誕生して以来、日本の企業は米国に230億ドル投資を行い、そして、それによって、新たに4万3000人の雇用が生まれています。まさに、日米関係はWIN-WINの関係で発展をしてきているといってもいいと思います。その中で、日米の貿易交渉が始まりましたが、昨年9月の日米の共同声明に則って、両国にとって利益となるように、茂木大臣とライトハイザー通商代表との間の交渉を加速していくことで一致いたしました。

この後、トランプ大統領御夫妻と4人で夕食を共にいたしますが、今日誕生日を迎えられるメラニア夫人のお祝いをしたいと思っております。また、明日の天候が気になるところではございますが、明日はゴルフをする予定であります。温かいおもてなしに改めて感謝を申し上げたいと思います。平成もあとわずかとなりましたが、来月いよいよ令和時代が始まります。そして、初めての国賓としてトランプ大統領御夫妻を日本にお迎えできることを大変うれしく思います。平成の30年、冷戦構造の崩壊など国際情勢には大きな変化があり、日米同盟にも紆余曲折(うよきょくせつ)がありましたが、私とトランプ大統領の下、日米同盟はかつてないほど強固なものになっています。令和時代においても、この強固なきずなの上に、国際社会における様々な課題に、日米共に手を取り合って協力して対応していきたい、トランプ大統領の訪日をそのことを世界に力強く示す機会にしたいと考えています。」

また、日米の方向性についての記者からの質問に対して、次のように述べました。

貿易交渉におきましても、今、申し上げましたように、日米の経済関係というのが確かに貿易バランスもありますが、同時に、日本は、様々な投資を、自動車産業も含めて様々な投資を行い、そして、多くの雇用をつくっているということについては理解をしていただけているのではないか、と思います。そして、同時に、私も何回かトランプ大統領にも申し上げておりますし、今回も申し上げたのですが、共にWIN-WINとなる交渉を進めていきましょうと、そして、必ずそういう結論を出すことができるのではないかと、その方向に向かって交渉を進めていきましょう、ということを申し上げたところでありますが、それに対してトランプ大統領も大きくうなずいておられたわけであります。

そして、北朝鮮対策については、基本的に考え方は一致しておりますし、これからも擦り合わせを行いながら、朝鮮半島の非核化、また拉致問題の解決に向けて協力をしていきたいと思っています。」

首相官邸

日米首脳会談

4月26日,ワシントンDCを訪問中の安倍晋三内閣総理大臣は,ドナルド・トランプ米国大統領(The Honorable Donald J. Trump, President of the United States of America)と日米首脳会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。(16時35分(ワシントンDC時間)頃から計105分間,テタテ(1対1)会合を約45分間,少人数会合を約25分間,拡大会合を約35分間実施。)。

1 両首脳は,第2回米朝首脳会談や,露朝首脳会談を含む最新の北朝鮮情勢を踏まえ,北朝鮮問題に関して方針の綿密なすり合わせを行い,朝鮮半島の完全な非核化に向け日米,日米韓3か国で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

2 また,安倍総理から,第2回米朝首脳会談の際にトランプ大統領から金正恩委員長に対し,2度にわたり拉致問題について提起したことに改めて謝意を伝達し,両首脳は,引き続き拉致問題の早期解決に向けて緊密に連携していくことを確認しました。トランプ大統領からは,今後も全面的に協力するという力強い言葉がありました。

3 両首脳は,19日に開催された日米安全保障協議委員会(「2+2」)の成果を歓迎するとともに,引き続き日米同盟の抑止力,対処力を強化していくことで一致しました。また,両首脳は,自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を一層強化していくとの意思を再確認しました。

4 日米貿易交渉について,両首脳は,茂木大臣とライトハイザー米国通商代表との間で,昨年9月の日米共同声明に沿って,物品貿易について議論が進んでいることを歓迎しました。また,両首脳は,日米貿易交渉での早期の成果達成に向けて,今後も日米の信頼関係に基づき議論をさらに加速させることでも一致しました。

5 加えて,両首脳は,自由で開かれたインド太平洋を促進するための公正なルールに基づく経済発展を歓迎しました。

6 両首脳は,G20大阪サミットの成功に向けて,貿易,デジタル経済,海洋プラスチックごみ,インフラ投資,女性のエンパワーメントを始め,主要論点の合意形成に日米で緊密に連携していくことを確認しました。

7 安倍総理から,来月,皇太子殿下が御即位されてから初の国賓としてトランプ大統領夫妻をお迎えできることは,日米同盟の揺るぎない絆を象徴するものであり,この訪日を通じ広く内外に日米同盟が史上かつてなく強固であることを示したい旨の発言がありました。これに対し,トランプ大統領からも,日本訪問を楽しみにしている旨の発言がありました。両首脳は,引き続きハイレベルでの要人往来を通じ,二国間関係を強化していくことで一致しました。

外務省

カナダ

安倍総理大臣の欧米訪問

平成31年4月27日(現地時間)、安倍総理は、カナダのオタワを訪問しました。

翌28日(現地時間)、総理は、カナダのジャスティン・トルドー首相と会談を行い、その後署名式及び共同記者会見を行いました。続いて、トルドー・カナダ首相主催昼食会に出席しました。
最後に、日系カナダ人による表敬を受けました。

日加首脳会談

G20大阪サミットに向けた協力

両首脳は,G20大阪サミットの成功に向け,引き続き緊密に連携することで一致しました。トルドー首相からは,G20大阪サミットの成功に向け,全面的に支援する旨の発言があり,安倍総理から謝意を表明しました。

日加関係

(1)両首脳は,近年,日加関係が,「瀬取り」対策協力,ACSA締結に向けた取組,CPTPP発効を始め,安全保障・経済の両面で強化されていることを歓迎しつつ,自由で開かれたインド太平洋のビジョンの下で,日本とカナダの戦略的パートナーシップを強化していくことで一致しました。

(2)両首脳はCPTPPの発効により,日加間の貿易・投資が拡大していること歓迎しつつ,CPTPPの着実な実施・拡大に向け連携していくことを確認しました。

地域情勢

(1)北朝鮮情勢について,両首脳は,引き続き,安保理決議に基づき,北朝鮮による全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの完全な,検証可能な,かつ,不可逆的な廃棄の実現に向け,緊密に連携していくことを確認しました。また,トルドー首相から「瀬取り」警戒監視のためのカナダによる航空機及び艦船の派遣を2年延長するとの表明があり,安倍総理から謝意を表しました。さらに,安倍総理から,拉致問題の早期解決に向けた理解と協力を求め,トルドー首相の支持を得ました。

(2)中国に関し,トルドー首相から,中国においてカナダ国民が拘束されている事案等について現状の説明がありました。両首脳は,当該事案を含め,法の支配の重要性について改めて認識を共有しました。

(3)ベネズエラ情勢に関し,安倍総理から,ベネズエラの民主主義回復に向けたカナダのリーダーシップを評価する旨伝達し,両首脳は引き続き密接に連携していくことで一致した。

外務省

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