中山恭子代表「蓮池透氏の本、事実と異なる」北朝鮮の策略に嵌る緒方林太郎氏 | 政治備忘録

中山恭子代表「蓮池透氏の本、事実と異なる」北朝鮮の策略に嵌る緒方林太郎氏

Share

2016年1月19日に行われた参院予算委で、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表が安倍晋三首相に対して行った、北朝鮮による拉致問題などに関する質疑の主なやり取りが産経ニュースに掲載された。

中山恭子代表の質疑を聞くと、ようやく議論が動き始めたという感じがする。
この質疑内容は後述する。


その前に、以下は民主党の岡田代表とのやりとり。

6日午後の衆議院本会議

民主党 岡田代表
「ここに至るまで、安倍総理は、逃げて逃げて、逃げ回ってきたことを、まず指摘しなければなりません」

安倍首相
「政策を国民に提案することから逃げて、逃げて、逃げ回っているのでは、国民の負託に、応えることはできません」

確かに、臨時国会は、安倍首相の外交日程の都合を理由に開催されなかった。

しかし岡田代表の発言を聞いて共感できないのは、まず、国会を開催したとして今の野党に有意義な議論ができたのか?ということ。
そして、今の野党なら外交に専念して頂いたほうが国益につながると感じてしまうこと。

民主党や共産党は、正面から議論しようとしない。対案も出さない。そして見当違いなレッテル貼りをする。

このようなレッテル貼りやイカサマ、印象論に終始するやり方はプロパガンダの技法そのまんまだが、こんなもの、ネット時代にはそう簡単には通用しない。

わたしは安倍政権が総て正しいというつもりは全くないし、野党を敵視するものでもない。

そもそも、安倍首相を信任していても、すべて安倍首相の思い通りにいくわけないし、間違った方向に引っ張られそうな時に適切な批判をしてもらえれば、有難いとさえ思っている。
そしてその前提として、どうすれば国の安全と国益を守ることができるのかを真摯に議論して欲しいと願う。

だからこそ、中山恭子代表の質疑が清々しい。

議論をしようとしない民主党や共産党は、日本の安全や国益に関心がないのでしょうか。

日本のこころを大切にする党 中山恭子代表 質疑

2016年1月19日 参院予算委

慰安婦問題

中山恭子氏

「昨日、総理から慰安婦に関する日韓共同記者発表における当時の軍の関与の下にとは、軍が関与したのは慰安婦狩りなど強制連行や性奴隷化などではなく、慰安所の設置、健康管理、および衛生管理と移送についてのみであるとのご答弁頂きましたことは、いま特段の反応があるわけではありませんが、もちろん日本としてこの点をしっかりと明示していく必要がありますが、将来日本の子供たちを救う礎になるであろうと考え、改めて感謝申し上げます」

拉致問題

中山恭子氏

「さて、北朝鮮による拉致問題でございますが、北朝鮮は先日の核実験に見られますように相当切羽詰まった状況にあると考えています。

拉致被害者救出にあたっては金正恩第1書記に直接接することのできるグループと交渉することが鍵を握ることになると考えています。外交部とのルートが動いている限り、北朝鮮側から新たな交渉のための動きは出てきません。

官邸主導の下で拉致被害者救出に集中して交渉を進めていただきたいと思います。総理のご決意を伺います」

安倍首相

「拉致問題の解決は安倍政権の最重要課題でございます。すべての拉致被害者の生還をめざして全力を傾けていく決意でございます。同時に先般北朝鮮が核実験を強行いたしました。この核実験に対しましては、日本は安保理非常任理事国の一員として安保理においてしっかりと対応していきたい、決議を導いていきたいと考えておりますし、同時にわが国独自の制裁について、さらに強化をしていく考えでございまず。

しかし、拉致問題の解決に向けてはですね、こうした圧力をかけていくと同時にですね、われわれは対話も求めていきたいと、こう考えているところでございます」

中山恭子氏

「ぜひ今年、ある意味ではチャンスといえるかもしれませんので、被害者救出に集中した作業を進めていただきたいと思っております。
拉致被害者の救出は政府のみならず、国として国民を守れるかどうかの問題であります。国会でも超党派で政府を応援し、後押ししている問題でございます。

蓮池透さんの本につきまして、これは私は国会で取り上げる問題ではないと考えておりましたが、先日衆議院予算委員会でこの本に関連し、総理に対し、事実確認もしないまま総理の名誉を傷つける発言がございました。

この本については事実と異なることがたくさん書かれております。

違っている箇所を指摘し、抗議をしようか、との意見もございました。
抗議するかどうか、被害者家族の方々や救う会とも相談しましたが、この本は北朝鮮のある種の工作活動の一環であるとの考えから、まともに取り上げるものではないので、無視することと致しました。

緒方(林太郎)議員が取り上げた安倍、中山両氏は弟たちを一度たりとも止めようとはしなかったといった部分につきまして、当時の安倍官房副長官の部屋で関係省庁のメンバーで開かれていた会議を思い出しました。
帰してはならないとの主張に対し、中山参与は5人の中に北朝鮮に帰りたいという人がいたら、ヒモで縛り付けてでも日本にとどめる、とどめよ、というのかといった議論もございました。そのようななか、5人を国家の意志で日本にとどめると決断してくださったのが、当時の安倍官房副長官でした。どれほどにうれしかったことでしょう。このようなこと、話し出せばきりがありません。今はその時期ではないと考えております。

透さんはご自身では気付かれてはいないかもしれませんが、工作関係者に利用されていると考えています。ある意味では透さんも拉致問題の被害者といえるかもしれません。

当時も北朝鮮側から安倍、中山、齋木が日本の3悪人と指名されておりました。今回は安倍、中山、横田を3悪人としたいようでございます。思ったように利益が得られなくなると、このような工作活動が動き出します。日本国内に工作活動をする動きが日常的にあることを、日本の人々が知っていることが大切です。特に国会議員がそのような動きに乗せられてしまうことはあってはなりません。総理のご見解を伺います」

安倍首相

「当時の議論としてはですね、いわば5人の被害者については、再び北朝鮮に戻すべきだとの論調は強くマスコミ等にもあったわけでございます。

私と中山参与とで、それぞれ拉致被害者ご本人との接触の中においてですね、最終的に日本にとどまる意志を確認したのでございますが、その際ですね、5人の意志でとどまるということではなくて、国家の意志として残す、ということを外に出そうと。そうしなければ、5人の被害者の方々のご家族に累が及ぶ懸念があると、そう判断し、われわれは国家の意志として、表に出していく。これは政府でもずいぶん議論があったところでございますが、そう決定したところでございます。それは中山参与の強いご意見でもあった。

しかし当時はですね、個人の考え方を国家が超えていいのかという批判をわれわれずいぶん受けた。ここで大切なことは、北朝鮮は国論を二分しようとさまざまな工作をするわけでございます。それに乗ってはならないだろうと、こう思うわけでございます。

当該の本も拉致被害者のご両親から、この本についてしっかりと批判をしたいという相談をうけたことがございましたが、しかし、被害者の家族の方々の中で分裂しているかの印象を与えるのはよくないと、それはやめといた方がよいのではないかと、申し上げたわけでございまして、そういうことをしっかりと認識した上で議論すべきではないか。

いずれに致しましても、声を1つにして北朝鮮に被害者を帰せと日本は強く要求していく必要があると、こう考えております」

中山恭子氏

「明快なお答え頂きまして、ありがとうございます。私ども超党派で動いていく必要がございます。

ことしぜひ被害者全員が帰国できますように、私どもも一緒になって活動させていただきたいと思います。ありがとうございました」

出典:産経ニュース

中山恭子氏がはっきりと、蓮池透氏の本について「事実と異なることがたくさん書かれております」と発言したのは大きな意味がある。

以下、この時とりあげられた緒方林太郎氏の質疑内容。

問題の、民主党 緒方林太郎氏 質疑

2016年1月12日衆院予算委

緒方林太郎氏

「安倍首相のこれまでの拉致問題に対する姿勢について。
先般12月に元家族会事務局長の蓮池透さんが著書を出している。『拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々』という題の本。その第1章の表題は『拉致を使ってのし上がった男』。53ページに『今まで拉致問題はこれでもかというほど政治的に利用されてきた。その典型例は実は安倍首相によるものである』と書いている

安倍首相

「その本、私はまだ読んでおりませんが、いちいちコメントするつもりはございません。家族会の中からも、実はその本に対して強い批判があるということもご紹介させていただきたい。

大切なことは北朝鮮に対して一致結束して、今われわれも一生懸命やっているのですから、すべての被害者を奪還するために全力を尽くしていくことではないかと思います」

緒方林太郎氏

安倍首相は拉致を使ってのし上がった男でしょうか

安倍首相

「そういう私は議論をする気すらはっきり言って起こりません。そういう質問をすること自体がですね、この問題を政治利用しているとしか思えないわけであります。

私はですね、まさにこの問題については父親の秘書を務めているときから取り組んでまいりました。当時はまったく誰からも省みられなかったわけでありますし、私もずいぶん批判を受けましたよ、この問題については。しかし批判を受けましたが、まさに被害者を取り戻すことが政治の責任であるとの思いで今日まで仕事をしてきたつもりであります。もちろん政治家の仕事、困難な仕事には常に批判が伴うが、そうした批判は受け止めながら、しっかりと結果を出していくために努力を重ねていきたいと思っている」

緒方林太郎氏

「具体論に入ってうかがいたい。2002年、小泉総理の訪朝時、蓮池薫さんら5人が戻ってきたとき、当初は一時帰国であるとされ、その後いったん北朝鮮に戻す約束になっていたといわれている。しかし、世間的には当時安倍官房副長官が強硬に反対して北に戻さなかったということになっている。安倍首相も自身のフェイスブックに『私は職を賭しても日本に残すべきだと判断し、小泉総理の了解を取り、5人の被害者は日本にとどまった』と書いている。一方で蓮池さんの本には、72ページに『安倍氏や中山参与を含め、日本政府は弟たちを止めることなどしない。戻す約束があるから』と。少しページが移り、『弟たちの日本にとどまる強い意志が覆らないと知って、結果的に尽力したのが安倍氏、中山氏であった』と。『両氏は弟たちを一度たりとも止めようとしなかった。止めたのは私なのだ』という風に書いている。まったく反する」

安倍首相

私はこの問題について、利用したことも嘘をついたこともございません。ここに平沢議員がおられますが、当時はこの5人の被害者を北朝鮮に戻すということが流れだった。流れだったわけだが、私は断固として反対した。平沢さんも反対した。これをどう覆すか、大変だったんです。

しかし、まさに、最終的に私の官房副長官の部屋に集まって、私も、中山恭子さんも集まりました。関係者がすべて集まりました。今NSC(国家安全保障局)局長の谷内さんも集まった。当時の斉木さん、今の斉木次官も集まった。そこで最終的に私は帰さないとの判断をした

安倍首相

大切なことは今そんなことを言い合っているときじゃないんですよ。

5人の被害者を、8人の死亡したといわれている人たち、そしてすべての被害者を取り戻すことではないか。常にですね、あの5人の被害者を日本に残すときもそうだった。

国論を二分しようという策謀は常にある。こんなものにひっかかっていてはだめ。そうではなくてしっかりと私たちは団結をしなければいけないあなたがこういう質問をすること自体が私は本当に残念に思います

緒方林太郎氏

蓮池さんは嘘を言っているのか

安倍首相

私は誰かを落とすことは言いたくありません。

私が申し上げていることが真実であることはバッジをかけて申し上げます。私の言っていることが違っていたら、私は辞めますよ。国会議員を辞めますよ。そうはっきりと申し上げておきます」

「まずですね、例えば蓮池薫さんの話をあなたはまったく聞いていない。両親の話をあなたはまったく聞いていない。本の引用だけじゃないですか。本の引用だけであなたは独自の取材を全くせずに、ここで私の名誉を傷つけようとしている。極めて私は不愉快ですよ。こんなことをやっていて、私は何の意味があるんですか。20年前、私たちが一生懸命拉致問題をやっていたときにあなたは何をやっていたのですか

「あの時はまだまだ厳しい状況だった。その中でわれわれは歯を食いしばってやってきた。あの5人を帰すか帰さないか、大変な決断でした。官邸の中でも反対論もあった。ずいぶん。
しかし、あのとき帰さないことによって、事実、お子さんたちは残念ながら日本に帰ってくることはできなかった。ずいぶん批判をうけました。その批判を私は一身に受けました。
しかし批判はあっても5人を帰しては、決してもう二度と日本の土を踏むことはできない、こう考えていた。幸いその後、小泉総理の訪朝があって、ご家族の皆さんも帰ってくることができた。私は良かったと思っています」

いまここであなたが批判することが北朝鮮の思うつぼなんですよ。そういう工作は今までもずっとあった、というのは事実。
常にマスコミを二分し、国論を二分して、この問題で戦う力を落とそうとしてきたのが今までの歴史であります。
私も1994年以来、ずっとこの問題に関わってきていますから、よく分かっています。しかし私は、そういう策謀には決して負けずにここまでやって参りました。大切なことは、何度も申し上げますように、8人の被害者を含めてすべての拉致被害者の奪還のために一致協力して全力を尽くしていくことではないでしょうか」

緒方林太郎氏

政治利用したのではないかとのことには答弁がなかった

安倍首相

「もう私は、こんな質問をですね、大切な時間を使ってお答えするのは本当に残念。そんなことはございませんよ。

多くの国民にこの問題について知っていただきたい。街頭で訴えてきたわけであります。と同時にですね、この問題を一緒に戦う同志にこの政治の場で頑張ってもらいたい、という中において、選挙でお話をすることは当然ありますよ。

しかし、今までは違いましたよね。かつては違ったんですよ。他の政党はずいぶん違いましたよ。北朝鮮はそんなことやるわけがないと、私はずいぶん質問を受けましたよ。そういう時代だってあった。そういうことを忘れてはならない。私たちはそれと戦いながら、今日まできている。そして、1人の本だけ、どういう思惑があるか分かりませんよ、その1人の方の本だけをもって誹謗中傷するのは、少し無責任ではないか

出典:産経ニュース 2016.1.12

本当に気分が悪くなる質疑。

これだから、臨時国会を開催しなかったことについて、岡田代表が「ここに至るまで、安倍総理は、逃げて逃げて、逃げ回ってきたことを、まず指摘しなければなりません」と言っても白けるだけなのだ。

なんとこの緒方林太郎氏は、元外交官
こんな人が外交官ですよ・・・涙が出てきます。

蓮池透氏はこの質疑の後「私は決して嘘は書いていません」と自身のツイッターでつぶやいた。
しかしこれも嘘。

以前から工作員だと疑われていた蓮池透氏だが、これで大々的に証明されてしまった。

そして、北朝鮮の策略にまんまと乗せられる元外交官の 緒方林太郎 氏の名前を決して忘れてはならない

Other Entry



Share

Follow

中山恭子代表「蓮池透氏の本、事実と異なる」北朝鮮の策略に嵌る緒方林太郎氏
この記事をお届けした「政治備忘録」の最新情報を、いいね してチェックしてね!
トップへ戻る