国連、日本を安保理非常任理事国に選出 外務大臣談話 | 政治備忘録

国連、日本を安保理非常任理事国に選出 外務大臣談話

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国連総会(193カ国)は15日、2016~17年を任期とする安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国5カ国を改選するための投票を行い、アジア・太平洋枠から日本が選出された。

選出されるのは09~10年以来11回目で、国連史上最多

投票では、当選に必要な投票国の3分の2以上となる184カ国の支持を得た。
(投票総数192票:有効投票総数190票 棄権1票 無効1票 当選に必要な票数127票)

最近、日本の常任理事国入りが近いというような記事や、今回の件についても「常任理事国入りを目指す日本にとって弾み」というような趣旨の記事を見かけるが、わたしには到底そうは思えないので、事実だけ記載した。

ただ、潘基文事務総長の後継者選びには、一定の影響力を持つことはできる。

以下は、外務大臣談話。

外務大臣談話

2015年国連安保理非常任理事国選挙における我が国の当選について

平成27年10月16日

1  本16日(現地時間15日),我が国は,米国のニューヨークで行われた,第70回国連総会における選挙 において,国連安全保障理事会(「安保理」)非常任理事国に選出されました。この結果,我が国は,来年1月1日から2年間,安保理非常任理事国を務めることとなりました

2  我が国は,国際の平和と安全のためにより一層貢献するとの考えから本件選挙に立候補していたものです。今回の投票結果は,我が国の国連の場における長年の実績及びその姿勢が,国際社会において高く評価され,かつ,今後の一層の貢献が期待されていることの表れです。我が国は,今回の当選により,国連加盟国中最多となる11回目の非常任理事国を務めることになります。

3  我が国は,安保理において国際の平和と安全に関わる幅広い課題に積極的に貢献していきます。具体的には,国連平和維持活動(PKO)及び中東・アフリカ地域等の平和と安全に資する国連の平和構築への取組に対する積極的貢献,我が国の平和と安全に直結する北朝鮮情勢についての対応等に取り組んでいきます。

4  安保理改革に関しては,安保理を,国連加盟国が大幅に増大した現在の国際状況に合わせて,拡大,改革していくことは急務です。我が国が非常任理事国として最多の11回目となる安保理入りを果たし,非常任理事国として国際の平和及び安全に貢献することは,我が国が新規常任理事国候補として相応しいことを示す機会ともなります。改革推進派との連携を強化し,改革実現に向け前進していきます。

(参考1)選挙結果の概要

1 アジア太平洋グループ〔改選議席数1〕

(投票総数192票,有効投票総数190票,棄権1票,無効1票,当選に必要な票数127票)

 日本(184票)が当選

2 アフリカグループ〔改選議席数2〕

(投票総数192票,有効投票総数190票,棄権1票,無効1票,当選に必要な票数127票)

エジプト(179票),セネガル(187票)が当選。

3 ラテンアメリカグループ〔改選議席数1〕

(投票総数192票,有効投票総数185票,棄権6票,無効1票,当選に必要な票数124票)

ウルグアイ(185票)が当選。

4 東欧グループ〔改選議席数1〕

(投票総数192票,有効投票総数177票,棄権14票,無効1票,当選に必要な票数118票)

ウクライナ(177票)が当選。

  • 西欧グループは今回改選なし。
  • 安保理非常任理事国は10か国(任期2年),毎年半数改選
  • 10か国の内訳は,アジアより2か国,アフリカより3か国,ラ米より2か国,西欧その他より2か国,東欧より1か国。
  • 当選のためには,対抗馬の有無に関わらず,総会に出席し且つ投票する加盟国の3分の2の支持を得ることが必要。秘密投票。

(参考2)過去,我が国が安保理メンバーを務めた時期

1958-59年,66-67年,71-72年,75-76年,81-82年,87-88年,92-93年,97-98年,2005-06年,2009-10年(計10回)

(参考3)2016年の安保理メンバー国

1 常任理事国

中国,フランス,ロシア,英国,米国

2 非常任理事国

(1)マレーシア,アンゴラ,ベネズエラ,NZ,スペイン
(2)日本,エジプト,セネガル,ウルグアイ,ウクライナ

出典:外務省

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