「抗日行事」出席の潘基文国連事務総長に、批判続々 | 政治備忘録

「抗日行事」出席の潘基文国連事務総長に、批判続々

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中国北京の天安門で軍事パレード 習近平国家主席、プーチン露大統領、韓国の朴槿恵大統領、国連の潘基文事務総長 150903

潘基文事務総長が中国・北京で9月3日に開催された抗日戦争勝利記念行事に出席した。

日本政府は「国連は中立の立場で臨んでほしい」とする懸念をニューヨークの国連代表部を通じて伝えていたが、潘基文事務総長は軍事パレードにも出席。

外務省幹部、懸念を示す(28日)

いたずらに過去のことに焦点を当てる行事に、国連事務総長がのこのこと出掛けていくのはいかがなものか

かつて天安門事件が起きた場所で軍事パレードが行われることを念頭に「国連が掲げる自由や人権などの精神を体現して(事務総長が)出席するのか」と懸念。

出典・参考文献:ロイター・産経新聞

菅官房長官「国連は中立であるべきだ」

平成27年8月31日 月 午前 内閣官房長官記者会見 政府インターネットテレビ31日午前の記者会見で、

国連は中立であるべきだ。加盟国に対して、いたずらに特定の過去に焦点を当てるのではなく、未来志向の姿勢を取るよう促すべき」と不快感を示した。

岸田文雄外相「国連は中立性を大事にしなければいけない」

岸田外相は4日の参院特別委員会で、

国連は中立性を大事にしなければいけない」と不快感を示した。
政府としての抗議については「わが国の考えを伝えている。現状でそれ以上の対応は考えていない」と否定。

岸田外務大臣会見記録

(平成27年9月4日(金曜日)8時44分 於:官邸エントランスホール)

【フジテレビ 藤田記者】

昨日,抗日という看板を掲げて,盛大に軍事パレードが行われたのですけれども,岸田大臣としての受け止めがありましたら教えて頂きたいのと,その後のレセプションでですね,侵略戦争以降に生まれた人も,歴史の教訓を心に刻まなければいけないと習近平国家主席が発言されたのですけれども,これは日本が求めてきた未来志向という考え方とちょっとかけ離れているという気がするのですけれど,どのような受け止めでいらっしゃいますでしょうか。

【岸田外務大臣】

ご指摘の式典についてですね,この発言についてどうかとか,この部分についてどうだとか,1つ1つ申し上げるのは控えたいと思いますが,日本政府としましては 戦後70年経って,不幸な過去に過度に焦点を当てるのではなくして,国際社会が直面する共通な課題に未来志向で取り組んでいく,こうした姿勢が重要であるという観点から,式典についても注視してきました。

日中間には国交正常化以来の日中友好の歴史もあります。
また安倍総理と習近平主席の間においては2度首脳会談が行われるなど,日中関係は改善の基調にあると思っています。こうしたことを念頭に,中国側にはこうした行事がいわゆる反日的なものではなくして,日中間の和解の要素を含むものにしてほしい,こうしたことを伝えてきましたが,今回の行事全体を見る限り,そうした要素は見ることはできなかったと受け止めています。

出典:外務省

ここまでをまとめると、日本政府としては、

国連は中立であるべき。

不幸な過去に過度に焦点を当てるのではなく、未来志向 であるべき。

反日的なものではなく、日中間の和解の要素を含むもの にしてほしい。

という立場を明確にしていたようだ。

潘国連総長「国連は中立ではなく公平」と反論


潘氏は、中国の英字紙チャイナ・デーリー紙上(5日付)で、「過去から学び、よりよい未来を目指すことが、今回の訪中の主たる目的だ」と述べ、自らの判断を正当化。

菅官房長官が潘氏の出席について、「国連は中立であるべきだ」などと不快感を表明していたが、潘氏は「国連事務総長や国連の組織は中立でなければならないという誤解がある。国連は公平な組織だ」と反発。
事務総長に求められるのは「中立性」ではなく「公平性」だと居直った。

胸に勲章を下げた老兵の姿が式典で印象に残ったとする潘氏は、「彼らの貢献と犠牲を忘れてはならない」と強調「過去から正しく学ばなければ正しい方向に向かうことは難しい」と述べ、中国に迎合

そのうえ、「非常に素晴らしかった。中国人民の平和を守ろうとの願いが十分に示されていた」と絶賛した。中国の通信社、中国新聞社が伝えた。

出典・参考文献:共同通信、産経

いつものイミフな反論きました。
恥ずかしげもなく嘘やごまかしを言い、相手を疲弊させる戦法は一流です。そして日本はこの攻撃に弱い・・・いや、弱かった。

中国機関紙「こんな日本と付き合うのは不幸」「ほとんど狂っている」

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(6日付社説)

安倍晋三首相が中国の抗日戦争勝利70周年記念行事に欠席したことに対し、「こんな日本政府と付き合うのは、現代中国の不幸と言わざるを得ない」と指摘。

社説は、菅義偉官房長官が潘基文国連事務総長の行事出席に不快感を示したことに「ほとんど狂っている」と強烈に非難。

ただ「安倍首相や菅官房長官(の言動)を理由に、日本国民や日本国に八つ当たりし、両国間の対立を固定化させてはいけない」と記し、「真の大国になるため」冷静な対応を求めた。

参考文献:共同通信

思いつく限り罵っておいて、自国民に冷静な対応を求める中国。
経済が傾き始めた中国としては、対立はしたくないようだ。

そういえば、AIIBへのお誘いもしつこいですよね。
つい先日(9日)も、金立群初代総裁が「日米参加のドアは開いている」と訪問先の韓国で述べていました。

チラチラ見られるほど「参加を見送って正解だったのね」と思ってしまします。一体どうなることやら。

菅官房長官「(潘氏の発言は)言葉遊びに受け取れる」

平成27年9月7日 月 午前 内閣官房長官記者会見 政府インターネットテレビ菅義偉官房長官は7日午前の記者会見で、

国連は中立で、当然、公平公正なのは当たり前のことだ。何か言葉の遊びをしている感じにさえ受けとれる

おかしなことを言われたら、しっかり反論する。日本も普通の国に近づいてきたようです。

国連周辺から批判噴出

米コロンビア大 アンドリュー・ネイサン教授(政治学)

国連研究で知られる米コロンビア大のアンドリュー・ネイサン教授(政治学)は、「国連は第2次世界大戦後、戦争の勝者のみならず世界の国々を代表する機関として創設された。国連が戦争の一方の側の記念行事に関与すべきではない」と批判した。

さらに、一党独裁国家・中国が最新兵器を披露した軍事パレードへの出席についても「パレードは高度に政治化され、勝利主義、愛国主義、軍事強大主義を体現したものだ。事務総長としてたしなめるべきであり、鼓舞すべきものではない」と強調した。

米ニューヨーク大 ジェローム・コーエン教授(法学)

米ニューヨーク大のジェローム・コーエン教授(法学)も「潘氏は(北京滞在中に)中国の大気汚染や(南シナ海での)紛争、サイバー攻撃、人権弾圧といった諸問題に関して、公的に声明を発表すべきではなかったか」と、事務総長としての資質に疑問を呈した。

国連高官・職員からは

国連職員は、

潘氏が、国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する犯罪及び戦争犯罪」の容疑で逮捕状が出ているスーダンのバシル大統領らとともに、軍事パレードを参観したことを疑問視する声も出ている。

ある国連高官は

「韓国の大統領職に意欲を示しているとされる潘氏をめぐっては実際、(中国滞在中に)韓国内で好意的に報道されていた」と述べ、潘氏が次期韓国大統領選を見据えて、抗日記念行事への参加を、母国での“政治的野心”に結び付けた可能性を指摘した。

出典・参考文献:産経新聞

自民党、抗議文書を発表

自民党の外交部会などは9日、抗議する文書を発表した(文書は8日付)。

「(事務総長に求められる)中立性を著しく欠くもので、遺憾だ」と指摘。

行事の目玉が軍事パレードだったと指摘したうえで、「中国の軍拡路線を肯定したと受け止められ、事務総長としての適格性に重大な疑問を抱く」と批判。

安倍首相が潘基文国連総長を批判

参院平和安全法制特別委で、答弁する安倍首相と(左から)中谷防衛相、岸田外相=11日午後 150911

安倍晋三首相は11日午後の参院平和安全法制特別委員会で、

事務総長は特定の過去に焦点を当てるのではなく、国際社会の融和と発展を推進する立場から未来志向の姿勢を加盟国に促すべきだ」とした上で、出席について「極めて残念だ」と語った。

わが国の立場はすでに潘氏を含む国連事務局ハイレベルに申し入れている。今後も国連が特定の立場や主張に偏らないよう働きかけていく」とも述べた。

出典・参考文献:共同通信、産経新聞


中韓の話題は書くのも疲れるので、つい先送りしてしまいがちなのですが、頑張ってまとめました(笑)。
潘基文氏は次期大統領を狙っている様子があるので、記録に残しておかなくてはと思いまして・・・。

でもやっぱり疲れました!
最後まで読んでくださってありがとう。

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