【民主党】派遣法改正案「委員長に飛びかかる」指示文書の内容、全文書き起こし
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民主党が衆院厚生労働委員会で12日、
質疑を求めながら質疑をせずに妨害し、
委員長に飛びかって負傷させ、
自分たちが負傷させた委員長を「質疑の終了を一方的に宣言した」と非難している。
しかも、委員長に飛びかかるというのには指示書まであった。
民主党は12日朝から国会内に若手議員らが集まり、厚労委の“妨害”に向けた作戦を練った。委員室前の人員配置を書き込んだ図面を用意し、山井和則元厚労政務官は「体を張ってがんばろう!」と気勢を上げた。(左が山井和則氏)
作戦は予定通り実行。 委員室前には党所属衆院議員の半数近い約35人が陣取ってピケを張り、渡辺氏の委員室への入室を阻止しようと試みた。 |
怒号と激しいもみ合いの末、5分遅れで審議は始まったが、民主党議員は着席せず、立ったままやじを飛ばす作戦を展開した。
渡辺博道委員長(自民)が改正案の質疑終了を宣言したことに民主党はピケを張るなどの審議妨害で徹底抗戦、渡辺氏は首(頸椎捻挫)などを負傷した。 民主党の質問時間になってもやじを飛ばし続け、安倍晋三首相は審議を欠席した共産党の質問時間とあわせ約1時間、着席したまま待機。 にもかかわらず、予定時刻が過ぎて委員室を出る首相に「逃げるのか!」と罵声を浴びせた。 |
驚くことに、この一連の動きには指示書があった。
いったい何が書かれているのか。
よく読んでみよう。
民主党指示書 全文書き起こし
厚生労働委員 各位 理事 西村智奈美 |
(ブログ主注:上の画像で左の箇所は隠されているが、産経新聞で掲載されていたため記した。) |
8:45 集合 | 委員室 |
(ブログ主記:ここに以下の図) 手を出さない ⇒ 総理 ヤジ ⇒ 大臣 |
|
9:15 | 委員室・理事会室前に配置
委員長入室阻止 ※控室に入らないように注意 |
10:00~12:00 | 厚労メンバー+動員(ローテ)で監視(壁際)
プラカードを持っておく。 昼休みに入る場合は、委員長を静かに退室させる。 再入室を拒む ⇔ 一気通貫でやる可能性あり |
採択時
・委員長にとびかかるのは、厚労委メンバーのみ。 ・プラカード揚げて叫ぶ。 |
Point
まずは、朝の入室を阻止。
昼休みに入ったら、委員長を静かに退室させておき、再入室を拒む。
採択時には、厚労委メンバーが委員長にとびかかる。
悪質ですね。
これを書いたのは誰でしょう。筆跡ですぐ特定できそうな気がします。
産経新聞で、これを書いたのは西村智奈美と記されていました。
また、これは「FNNが入手した民主党議員作成の文書」とのことですが、どこから漏れたのでしょう。民主党内部に情報提供者がいると見るのが自然だとは思いますが。
負傷した渡辺博道委員長(自民党)は、「被害届提出の検討」と「懲罰」を求めている
厚労委員長、首の捻挫訴え 「野党議員が手を掛けた」 衆院厚生労働委員会の渡辺博道委員長(自民党)は12日の労働者派遣法改正案の審議をめぐって、入室を阻止しようとした野党議員ともみ合いになった際に、首に手を掛けられるなどして全治2週間の頸椎捻挫を負ったと訴え、「(関係した)議員は名乗り出てほしい」と呼び掛けた。首をコルセットで固定した渡辺氏は、国会内で記者団に診断書を示しながら「できるだけ早く委員会室に入ろうと努力したが、首に手を掛けた人もいるし、後ろで蹴飛ばした人もいる」と説明。「言論の府としてあるまじきことだ。懲罰を求めたい」と語った。
出典:共同 2015年6月12日 21時19分
渡辺氏は厚労委終了後、首を痛めたとして病院で全治2週間の診断を受けた。携帯電話も紛失したとして警視庁に被害届提出を検討している。
出典:産経 2015.6.12
自民党の対応
自民党は、審議を妨害したとして山井氏と中島克仁、阿部知子両氏の懲罰動議を衆院に提出。
自民党の佐藤勉国対委員長は12日、これ以上の混乱は安保関連法案の審議にも悪影響を及ぼすと判断し、民主党の高木義明国対委員長と会談し、15日に国会の正常化に向けた与野党国対委員長会談を行うことで合意した。会談後、佐藤氏は記者団に「いい方向に進んでいる」と話した。(ほんと?)
「岡田氏は民主主義否定」=自民・稲田氏
自民党の稲田朋美政調会長は18日の党政調審議会で、衆院厚生労働委員会の渡辺博道委員長(自民)が民主党議員とのもみ合いで負傷したことに関し、「民主党の代表が謝罪もせず、正当化するのは民主主義の否定だ。そのような人たちに人権、教育、憲法を語る資格があるのか」と述べ、同党の岡田克也代表の対応を批判した。
時事通信 6月18日(木)
驚くべき民主党の対応
民主党は共産党とともに平和安全法制特別委員会など衆院の他の4委員会も欠席。
岡田克也代表、質疑せず審議妨害も「やむを得ない」と正当化
質疑を求めながら質疑をせずに審議を妨害する“矛盾”について、民主党の岡田克也代表は12日の記者会見で「こういったやり方も場合によってはやむを得ない」と正当化した。
長妻昭代表代行「お行儀よく座り、見過ごすことが国益にかなうのか」と正当化
民主党の長妻昭代表代行は14日のフジテレビ番組「新報道2001」で、同党議員が12日に衆院厚生労働委員会の渡辺博道委員長(自民)の入室を実力行使で阻止し、議事を妨害したことに関し、「数の力でほとんど議論なしに採決するときに野党がお行儀よく座り、『不十分だが、いいか』と見過ごし、法律をドンドン通すことが国益にかなうのか」と述べ、暴力による妨害を正当化した。
同じ番組に出演した自民党の萩生田光一総裁特別補佐は「委員会に出ておおいに議論すべきだ。物理的に(審議を)止めなければならないことが野党の責任だというのは、国民は理解しない」と批判した。
出典:産経 2015.6.14
民主党がここまで強気なのは、安全保障法制をめぐる安倍政権への世論の反発が高まっているとにらんでいるからだ。第1次安倍政権を「消えた年金」問題の末に退陣に追い込んだ再来を狙おうとの思惑もある。(出典:産経新聞 2015.06.12)
参考《【青山繁晴】中国による倒閣運動は始まっている「役所の中に中国の手が入っている」》より、「第一次安倍政権が倒れたきっかけ」
民主党のHPでは、飛びかかっておいて非難
以下、引用。
衆院厚生労働委員会で12日、民主党・共産党が「漏れた年金問題の解明を最優先で質疑すべきだ」「派遣法の採決ありきの国会運営だ」と抗議する中、自民党の渡辺博道委員長は委員長職権によって労働者派遣法改正案の審議を強行したすえに、質疑の終了を一方的に宣言した。この法案の審議で委員長職権を発動したのはこれで5回目だ(写真は、安倍総理に詰め寄り政府・与党の乱暴な国会運営に抗議する民主党議員団)。
出典:民主党HP
質疑を求めながら質疑をせず、
審議を妨害して委員長に飛びかって負傷させ、開き直るばかりか「質疑の終了を一方的に宣言した」と非難する民主党。
まるで中国を思わせる、呆れる言いがかりだ。
下が、その民主党HPのキャプ。
参考文献:産経 2015.6.12 23:53