『日本教の社会学』宮崎哲弥氏がザ・ボイスで「再刊を望んでいた極めて重要な本」と紹介 | 政治備忘録

『日本教の社会学』宮崎哲弥氏がザ・ボイスで「再刊を望んでいた極めて重要な本」と紹介

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2016年12月10日 実際の本の中身追記

小室直樹, 山本七平 日本教の社会学

宮崎哲弥氏が12月1日の『ザ・ボイス』で、熱を込めて「ぜひともこれを読んでいただきたい」と紹介した本。

宮崎氏の『ザ・ボイス』だけは欠かさず拝聴しているんですが、ようやく今日聴くことができ早速注文しました。

現在 Amazon では、「社会一般関連書籍」でベストセラー1位。
「通常1~4週間以内に発送」となっています。

わたしは先ほど注文し「12月15日から12月28日の間に到着予定」とのこと。

追記12月10日に到着しました。

宮崎哲弥が『ザ・ボイス』で紹介した内容

宮崎哲弥氏による推薦の弁

これは実は、元々は1981年に講談社から出版された本なんですけど、わたしはずーっとこの本をいろんなところで「これは極めて重要な本だ」ということを紹介していて、再刊して欲しいと言ってたんですけど、ついに再刊されました。

小室直樹、山本七平の非常に密度の濃い対論、『日本教の社会学』という本がビジネス社から再刊されております。

これはですね、例えば「戦後日本は民主主義国家ではない」「戦前日本は軍国主義国家ではない」。
一般で言われていることとは違う議論というのを、稀代の評論家である山本七平と、社会学万般に精通した小室直樹、この人、ポール・サミュエルソンとかタルコット・パーソンズとか丸山眞男の愛弟子ですからね。

この2人がですね、もう本当に、火花の散るような話をしています。

これ要するにね、例えば欧米が基礎にキリスト教があるような形・・・ではないんだけど、見えざる宗教「日本教」というのが、日本の社会の色々なもの、官僚制度から一般の会社組織まで支配していて、その日本教の見えざる教義体系がどういうものなのかを洗いだした。

『空気の研究』を考えたのは山本七平だからね。
そういう本なんですけど、それを社会科学の立場から整理していくんだよ、小室さんが。
パーソンズの構造機能理論を駆使しながら。

これは私は本当に影響を受けた本の1冊で、確かこれを呼んだのは10代の終わりごろだと思うんだけど、本当に目からウロコが落ちるというのはこのことだと思うので、ぜひともこれを読んでいただきたい。

若干小さな間違いや時代にそぐわなくなった部分はあるが、大概は、ほとんど大丈夫です。今でも。
逆に言うとね、今でも日本社会は変わってないということがよく分かると思います。

『日本教の社会学』の紹介

秀逸で後世に残すべき一冊名著復刊! !
政治・経済・宗教など叡智を尽くした議論白熱!

たぐいなき変則社会・日本!

本書の内容

[第1部] 日本社会の戦前、戦後
第一章――戦後日本は民主主義国家ではない
第二章――戦前日本は軍国主義国家ではない

[第2部] 神学としての日本教
第三章――宗教へのコメント
第四章――日本教の教義【ドグマ】
第五章――日本教の救済儀礼【サクラメント】
第六章――日本教における神議論【テオディツェー】
第七章――日本教ファンダメンタリズム

[第3部] 現代日本社会の成立と日本教の倫理【エティーク】
第八章――日本資本主義の精神
第九章――日本資本主義の基盤―崎門(きもん)の学

※本書は1981年講談社刊行「日本教の社会学」の復刊です。

内容(「BOOK」データベースより)

そして戦前日本は軍国主義国家ではなかった!碩学による「日本教」の徹底分析!政治・経済・宗教など叡智を尽くした議論白熱!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山本/七平
1921年東京生まれ。1942年、青山学院高等商業学部を卒業。野砲少尉としてマニラで戦い、捕虜となる。戦後、山本書店を創設し、聖書学関係の出版に携わる。1970年、イザヤ・ベンダサン名で出版した『日本人とユダヤ人』が300万部のベストセラーに。以後、「日本人論」で社会に大きな影響を与えてきた。その日本文化と社会を分析する独自の論考は「山本学」と称される。評論家。山本書店店主。1991年逝去

小室/直樹
1932年東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院で研究生活を送る。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出典:Amazon

実際の本の中身

注文からちょうど1週間後、12月10日に届きました。

厚さの感じ、伝わるでしょうか?
365ページです。

目次の感じ。

フォントの感じ。

話は宗教にも。

政治、経済、宗教など多岐に渡り議論されていますが、話し言葉のせいかわたしのような知的レベルでも非常に読みやすい。「うーん」と考え込まなくてもグイグイ読める。

1981年に刊行された本ですが、全然古さを感じないし興味深い話が次々解説され知的好奇心が刺激されます。この躍るような知的刺激を感じることは年に数回しかいないけど、これはその中の1冊になりました。

日本教の社会学 日本教の社会学

そして戦前日本は軍国主義国家ではなかった!
碩学による「日本教」の徹底分析!政治・経済・宗教など叡智を尽くした議論白熱!

宮崎哲弥氏が最近紹介した他の本

こちらも宮崎氏が「今年一番の名著になると思う」と絶賛した本。特に終盤が大変面白かったです。

宮崎哲弥大絶賛、管賀江留郎『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか ~冤罪、虐殺、正しい心』
宮崎哲弥が、6月22日のニッポン放送『ザ・ボイス そこまで言うか!』で紹介した管賀江留郎『道徳感情はなぜ人を誤らせるのか ~冤罪、虐殺、正しい心』。宮崎氏はよくこの番組で著書を推薦するが、これまで記憶にある中で最も熱を込めて大絶賛していた。
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