小池都知事周辺に問題アリ「都民ファーストの会」野田数代表が公金横領?アントニオ猪木告発
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ここのところ実入りの割に多忙で、全然ニュースが追えておらずこのブログも放置気味となっている。それでも、気になるニュースや心配になる時事問題は頭のあちこちにあり、豊洲問題もその1つ。
豊洲の件は、もっぱら有本香さんの話を拝聴して参考にすることが多いのだが、先日から有本氏は、小池氏周辺の問題を語るようになった。
Twitterには書いたのだが、例えばこんなふう。
ザ・ボイス 有本香「小池さんには本当に、正気に戻って頂きたい」
この一言に集約されている感。そして気になる一言。
「単に政治・選挙利用しているということ以外に、ひょっとしたら小池さんの周りで大変な状況になっているのかな」
実はこの言葉が核心なのかも。#voice1242— 政治備忘録 (@biboroku_) 2017年5月11日
わたしが知る範囲で小池都知事最側近で悪評が高い人といえば、「都民ファーストの会」代表で「政務担当の知事特別秘書」の野田数(かずさ)が思い浮かぶ。彼は「小池塾(希望の塾)」の事務局長も兼任している。
まだ43歳の野田数は、
所属政党
保守党 → 自由民主党 → 東京維新の会 → 日本維新の会 → 無所属 → 都民ファーストの会
来歴
2000年 初出馬するも落選
2003年 東村山市議会議員選挙に立候補し、初当選
2012年 重複立候補していた比例東京ブロックでの復活もならず、落選
2016年 小池の東京都知事就任により、特別秘書(政策担当)に就任
2017年 「都民ファーストの会」代表就任
と、政治家としての経験は浅く、決して華々しくはない経歴。
この野田数に関する記事が、2017年2月9日号の『週刊新潮』に掲載されている。
野田数「政務担当・知事特別秘書」「小池塾(希望の塾)・事務局長」
“あなたたちは自民党に近いですよね――” 「小池知事」側近に悪評噴出
『週刊新潮』に掲載された内容は、私立高校授業料無償化の「当事者」である一般財団法人「東京私立中学高等学校協会」の関係者へのインタビューだ。
「挨拶後に幹部たちが着席した途端、野田さんは『来年の夏には都議選があります。その時は知事が推す候補を応援してくれないと困ります』『あなたたちの協会は自民党に近いですよね』と言ってきたんです。
その上、『今後、予算の要望は自民党ではなく、小池知事にお願いします』と畳み掛けてきた。話の流れからして、都議選で知事陣営を応援しなければ私立中高関連の予算を切ると脅してきたも同然です。
知事側近の野田さんの言葉ですから、私どもにしてみれば知事本人に宣告されたに等しい。こんな露骨な対応をされたのは初めてです」
「昨年12月12日、小池知事が各団体から要望のヒアリングを行っていますが、私どもの会長は所用があり、副会長が出向いた。すると、わずか15分のヒアリングの間に2回も『会長が来られないで残念です。次回は必ず、会長がいらしてください』と嫌味を言われてしまいました。
自民党に近い団体として私どもを『ターゲット』にしているんでしょうね」
当の野田氏は代理人を通じて、
「陳情を受けたことは間違いありませんが、内容についてはニュアンスが異なります。(予算カット等)それに近い趣旨の発言はしておりません」
と回答しているらしい。
出典:週刊新潮2017年2月9日号
「ニュアンスに違いがある」ことと、「予算カット等の発言はしていない」という回答。
ということは、少なくともその他は本当だと認めたと考えてよいのか?
「予算の要望は自民党ではなく、小池知事に」とか「副会長ではなく会長が来い」とか一体何様なんだろうと思うが、野田数の場合「経験も浅いのに棚ぼたで権力与えられて調子にのっちゃったお調子者」というレベルの話かもしれないし、たいした力も持ってないだろう。
・・・などと思っていたら、甘かった。
「小池百合子」都民ファーストの会代表が1100万円の公金横領 アントニオ猪木が告発
明日発売される『週刊新潮』では、こんな告発が。
小池百合子東京都知事の特別秘書、そして「都民ファーストの会」代表を務める野田数(かずさ)氏は知事の参謀役である。そんな野田氏の公金横領を、アントニオ猪木参院議員(74)が告発する。
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都知事選では小池陣営の選対責任者だった野田氏は、それ以前に猪木議員の秘書を約1年間務めていた。
問題が発覚したのは2014年6月。“政治活動”と称し、野田氏がキャバクラなどで金を使っていたことが明るみに出たのだった。かねてより野田氏は「文書通信交通滞在費」として支給されるのは月50万円だと事務所に説明していたが、
「それは全くの嘘で、実際には月に2回、計100万円が振り込まれていました」(猪木議員)猪木議員の個人名義口座とは別に事務所名義口座を開設し、そこに残り50万円分を振り込ませ、野田氏は数カ月にわたりひそかに引き出していたという。
これを受け野田氏は猪木事務所を解雇されるも、その際、経理データの入ったパソコンのデータを消去するなどの行動に出る。その後も不自然な金の流れが多々明らかになったことで、14年12月に告訴状を警視庁に提出した。
「告訴状には、文通費から820万円、政党助成金から300万円、計1120万円を着服して横領した旨を記載しました」(猪木事務所の担当者)
これに対し、野田氏は“金は全て猪木氏の指示に基づき使った”旨を主張するが……。
5月18日発売の「週刊新潮」にて猪木議員の告発を詳しく掲載する。
出典:週刊新潮 2017年5月25日号
あちゃー。
「猪木氏の指示」なら、いまさら猪木氏が告発するわけないわな・・・普通に考えると。
週刊新潮は明日発売だが、有本香さんは以前から「ある問題が報道される」と警告していた。もしかすると、このことかもしれないし、他にもあるかもしれない。
小島敏郎「小池知事顧問」「市場問題PT・座長」
そして、小池都知事周辺で評判の悪い人といったらこの人ですよねー。
小島敏郎は青山学院大学教授で、かつて小池氏が小泉純一郎内閣で環境大臣を務めていた頃、環境庁官僚として重用された人物。
退官後は首都圏反原発連合に参加し、反原発運動に加担した経歴をもつ。ただの元官僚ではなく、運動家の側面をもつ。
そして現在は「移転反対」の中心人物となり、豊洲移転「白紙撤回」プランの策定に深く関わっている。しかし小島敏郎は「専門家」というより「反対運動家」だろう。
築地改修「500億円で可能」案
東京都の豊洲市場をめぐる問題を検討する市場問題プロジェクトチーム(PT)の会合が3月29日、都庁で開かれ、座長の小島敏郎青山学院大教授が築地市場について、500億円程度で改修可能とする試案を提示した。
ただ、改修工事だけなら500億円で済むが、温度や衛生管理の設備を増強した場合は800億円程度になると試算。また、営業しながらの改修となるため、資材置き場の確保などが課題になるとしている。
しかしPTの中は分裂しているようだ。
本誌の取材に「個人的な意見ですが」と前置きをしながらも、「豊洲移転反対」の根拠をこう語ったのは、小池百合子東京都知事が設置した「市場問題プロジェクトチーム(PT)」で委員を務める、コンサルタントの菊森淳文氏だ。
「明言している委員こそいませんが、PTでの議論を見れば立場がよく分かります。森山高至さん(建築エコノミスト)、竹内昌義さん(建築士)は(移転に)反対派のようです。
一方で、佐藤尚巳さん(建築士)、森高英夫さん(日本建築構造技術者協会会長)は賛成寄り。反対派の中には、『この2人は建設業界の利益代表者なのでは』と言う人すらいます。
シンクタンクから来ている菊森淳文さん(前出、ながさき地域政策研究所長)、梶田晋吾さん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員)は、『採算がとれるか否か』という視点で豊洲の再検証をする中で、しだいに懐疑的になりつつある」
出典:週刊現代 2017年2月18日号
この記事でインタビューに答えた菊森淳文氏は、明らかに移転反対派なのだろう。
敢えて引用しないが、賛成派に対する悪意に満ち、移転のマイナス点を述べ、移転の白紙撤回に誘導しているように、わたしには見える。
そして記事に名前の挙がった移転反対派の森山高至氏は、ガセネタをばら撒くことでTwitter界隈では有名人。たとえば、「重機を地下に入れるには擁壁を壊すしかない」「マグロが切れない」「地下空間に照明がないのはおかしい」など、真実と異なることを平気で拡散してしまう人。
その森山高至氏が兄事すると言う存在が、この記事でインタビューに答えている菊森淳文氏。
そもそもPTが結成された当初から「豊洲市場に否定的なメンバーが選定されている」と話題になっていた。こんなPTに意味があるのかどうか知らないが、小池氏周辺は胡散臭い人が多いなという印象はぬぐえない。