【翁長知事訪米】米知日派「翁長知事は扇動的」と一蹴、翁長知事「批判される筋合いない」

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訪米中の翁長雄志沖縄県知事は1日、米外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員、ブッシュ政権で国家安全保障会議のアジア上級部長を務めた戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン副理事長ら、知日派の専門家とそれぞれ意見交換した。

また、翁長知事が希望した政府高官との会談は実現しなかった。

米有識者内では「反対を繰り返しているだけ」との批判が起きている。

このことについて翁長氏は険しい表情で報道陣の前に現れ、

私が(辺野古移設に)反対しているというような認識を感じておられる。私からすると、(日米両政府は)つくるということしか考えていない認識ですからね。お互いさまで、それを非難される筋合いはさらさらないのでね

と反論。首都ワシントンでシンクタンクの研究員らと意見交換後、記者団に語った。

会談後、沖縄県民の気持ちや計画断念を求める考えを伝えたとしながらも、研究員らの反応は具体的に明らかにしなかった。計画断念を求める動きに対する支援表明などは得られなかったとみられる。

 
オバマ政権に近い専門家のクローニン氏は、

米政府にとっては、翁長知事にわざわざ時間を割く動機がほとんどないだろう。翁長知事は怒りをあおる言葉を使い過ぎている

と発言。

また、翁長知事が希望した政府高官との会談が実現しないことについて、翁長知事が扇動的な表現で辺野古移設反対を訴えているためだと指摘した。
しかし、基地を抱える地域の知事がアメリカ側に意見を伝える権利はあるとして、意見交換には応じる考えを示した。

参考文献:毎日新聞・テレビ朝日

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