翁長知事の「辺野古調査の停止指示」受け、日米関係者の発言 | 政治備忘録

翁長知事の「辺野古調査の停止指示」受け、日米関係者の発言

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2015/3/26:安倍首相から発言があったため追記。

翁長知事が「海底面の現状を変更する行為を全て停止すること」と沖縄防衛局に指示するという暴挙に出ました。

辺野古移設は無理だ、だからグアムだと言ってる人もいるけど、それも2012年に日米両政府の間で「グアム移転と普天間移設は別の話」ということで合意しているんですよね。そのことは以下の通り米国が触れています。

このままの流れだと、現状維持になってしまうんでしょうか。

忙しい時期にアポなしで突然押しかけて「政府が話を聞いてくれない!」と演出するやり方もルール無視という感じがしたし、翁長知事が当選後のインタビューで各局から何を聞かれても「上から目線でモノを言うな」という反応で会話が成立しなかったのも、感情の部分で怒りが溜まっているのは伝わってきたけど、沖縄への理解が深まる感じはしませんでした。

佐藤優氏は、ある若手の学者から「生徒の1/3が沖縄かわいそうという意見だ」と言われ「どういう教育をしているんだ!かわいそうとは何事だ!上から目線で同情する発想自体が差別だ」と3月21日の琉球新報で激怒していました。

気持ちとして分からなくもないけど…佐藤優氏の感情に訴えるやり方は今も続いている様子。「おい!琉球はこんなに差別されているんだぞー!ドンドンドン!」というふうに見えてしまう。こういうやり方って、沖縄にとって、日本にとって、幸福な未来に繋がるのかな。沖縄の関係者内では、感情に訴える方法で一致しているのでしょうか。

(ちなみに上の書籍は佐藤優氏が著者を人格否定にも見えるほど猛烈に批判していたので、公平に佐藤氏の書籍も添付しました。)

米国防総省高官:「辺野古移設は唯一の解決策」(19日)

辺野古移設が「唯一の解決策」との日米両政府の立場は変わらないと表明した。

2015会計年度(14年10月~9月)の国防権限法案で、在沖縄海兵隊グアム移転費の凍結が全面解除されたことは「日米同盟にとって特別な意味を持つ」と述べ、移転の進展に期待を示した。

その上で、両政府は2012年の共同文書で海兵隊グアム移転と普天間移設を切り離して進めることで合意したと指摘。グアム移転を進めつつ、辺野古移設実現に向け「日本政府との緊密な協力を続ける」と強調した。

出典:共同

翁長知事:「辺野古調査停止」指示(23日 会見)

「米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部で進められている海底ボーリング調査を含め「海底面の現状を変更する行為を全て停止すること」を沖縄防衛局に指示したと発表。

作業を停止し1週間以内に報告しなければ、海底の岩石採掘と土砂採取などの岩礁破砕に関する「許可を取り消すことがある」と警告

菅義偉官房長官: 作業停止理由なし」(23日会見)

「県の文章を精査する。現時点で作業を中止する理由は認められない」と述べた。

米国務省:ハーフ副報道官 「停止指示に異議」 (23日 会見)

沖縄県の翁長雄志知事が、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沿岸部での海底作業停止を指示したことについて、移設計画の履行を強く促し異議を唱えた。

ハーフ副報道官は「代替施設の建設は、日米の長年に渡る取り組みの結果であり、在沖縄米軍を再編するうえでも重要な措置だ。建設は計画通りに進むと理解している」と指摘。移設は地元の負担を軽減しつつ、米軍の能力も維持するものだと意義を強調した。

出典:産経ニュース

政府:抗告訴訟提起の方針(23日)

翁長雄志知事が岩礁破砕許可を取り消した場合、不服として抗告訴訟を提起する方針を固めた。併せて行政不服審査法に基づく不服申し立てを行うことも視野に。

菅義偉官房長官: 「作業停止理由なし」(24日会見)

「海上ボーリング調査は、環境保全に万全を期して本日も粛々と進める」と述べた。

中谷元防衛相:「手続きに従っている」(24日)

閣議後の会見で「手続きに従って事業を進めている何の瑕疵があったとも思っていないので計画を進めていきたい」と語った。

県幹部:「粛々と取り組むのみ」(24日)

行政事務としてやっているので、こちらも粛々と取り組むのみだ」と強調。

防衛省沖縄防衛局:「停止指示は無効」(24日)

翁長雄志知事による移設作業の停止指示は無効として、行政不服審査法に基づき、取り消しを求める審査請求と、審査請求裁決までの間は指示の効力を停止するよう求める申し立てを農林水産相に行った。

出典:時事ドットコム

海上ボーリング調査は、本日も予定通り進んでいるようです。

安倍首相:「予定通り進める」(25日)

来日中の米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長と官邸で会い、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設に関し「移設をはじめとする在日米軍再編について、予定通り作業を進めていく考えだ」と述べた。

(中略)

一方、デンプシー氏は防衛省で中谷元(げん)防衛相と会談し、普天間移設について「大変重要な事業だ。日本政府の取り組みに感謝したい」と述べた。中谷氏が移設について「2013(平成25)年に確認した通り進めていく方針に、いささかも揺るぎはない」と説明したのに対し答えた。

出典:産経ニュース

それにしても諸悪の根源は県外移設発言の鳩山だ…今ではロシアに利用されている。そういえば当時、佐藤優氏は鳩山を祭り上げてたっけ…。佐藤氏の発言と知事の動きが重なって見えるが、今回の沖縄の戦略に佐藤氏のアドバイスも入っているのでは。

マスコミの報道を聞くと、「移設反対という沖縄の民意で選ばれた知事なのに、知事の話も聞かないとは民主主義に反する!」との発言が多いが、それならこれまで話し合いを重ねて沖縄が許可した事案は一体何だったのだろう。普天間飛行場の危険性を取り除くという沖縄の願いはどうなったの?もうすでに中国に脅かされているが、もしものとき知事はどう県民の安全を守るの?

今になって「話し合いが足りない」とか「沖縄の話を聞いていない」と言い出す人もいるが、それは後から約束を反故にする理由になるのか。酷いもんだな。

沖縄のためを思う優しい態度で対立を煽る発言を繰り返す人々に、私はうんざりしている。

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