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韓国の外交白書「韓日は価値と利害を共有する大切な隣国」

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151102 朴韓国大統領と握手する安倍総理

画像:首相官邸

どうもここのところ、韓国が日本に擦り寄り始めているのが気になる。

とうとう「韓日両国は価値と利害を共有する大切な隣国だ」と言い出した。

朴槿恵大統領の名誉を毀損したとして、産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に対し懲役1年6か月の求刑をしたあの韓国が?日本と価値を共有?

またまたご冗談を・・・。

韓国に民主主義は生きてるの?

韓国の外交白書「韓日は価値と利害を共有する大切な隣国」

韓国外務省は11月13日に2014年を振り返る外交白書を公表した。

白書は、日本との関係について「韓日両国は価値と利害を共有する大切な隣国だ」との見解を表明。

朴槿恵政権誕生後、正しい歴史認識を基礎とし、韓日関係を安定的に発展させていくという基調の下で関係発展を図ってきたと説明した。

出典:産経新聞 2015.11.29

思わず笑っちゃいました。

今年、日本は明確に韓国との距離をとってきた

一方、日本政府は今年に入って、韓国と「基本的価値を共有する」という表現を用いていない。
これが意図して行われていることは明らか。

1.施政方針演説「基本的な価値や利益を共有する」という表現を削除

安倍晋三首相が今年2月に行った施政方針演説では、「基本的な価値や利益を共有する」としていた前年の表現は使われなかった。

昨年「基本的な価値や利益を共有する」
今年「最も重要な隣国」

 
施政方針演説全文は、以下の記事をご参照ください。

【安倍首相】 国会 「戦後以来の大改革、日本は変えられる」 施政方針演説 全文 (平成27年2月12日)

2.外務省ホームページ 韓国と「基本的な価値を共有する」を削除

たとえば、日本の外務省が韓国を紹介するホームページで、「基本的な価値を共有する」との記述を削除した。

これが今年3月2日の出来事。
上記2月に行われた施政方針演説に対応した形だ。

削除前「我が国と、自由と民主主義、市場経済等の基本的価値を共有する重要な隣国」
削除後「我が国にとって最も重要な隣国」

 
この時、変更理由について外務省幹部は以下の通り説明している。

産経新聞の加藤達也前ソウル支局長が韓国の朴槿恵大統領への名誉毀損で在宅起訴された問題で、民主主義の根本である「法の支配」をめぐり両国間に価値観の隔たりがあるのを理由に挙げ「韓国の法の支配には疑問がある。価値観が同じとはいえない」とした。

 
この件については、以下の記事にまとめています。

外務省ホームページ 「韓国と基本的な価値を共有する」を削除

3.日本の外交青書、韓国と「基本的な価値を共有する」を削除

 
外務省がまとめた平成27年版「外交青書」で、日韓関係でこれまで使用してきた「基本的な価値を共有する」との表現が削除された。

これは今年4月のこと。
4月7日には、岸田文雄外相が閣議で報告した。

平成27年版外交青書、対韓国「価値共有」削除

 

 
このように、日本が「基本的な価値を共有する」という表現を削除し続ける中、一方の韓国はなぜそれを明記したのか。
そのことについて、産経新聞は以下のように記している。

韓国の外交白書は安倍政権に関する記述で、「政治指導者の歴史修正主義により周辺国との葛藤が生じた」とするなど依然、対日批判の姿勢は変わっていない。

日韓関係に詳しい国会議員の一人は「韓国が外交白書で日韓の価値共有を明示したのは、日本政府がそのことに触れなくなったことや歴史問題に執着し続ける韓国を敬遠する米国内の世論が関係しているのではないか」と話している。

出典:産経新聞 2015.11.29

要するにこの国会議員の見解によると、

1.日本政府が振り向いてくれない。
2.米国がうるさい。

ということか。

他にも、TPPの大筋合意や国際情勢、中韓の経済の見通しが変わってきたことも大きな理由だろうが。特にTPPは大きかったのかな?

安倍首相は「日本の対話のドアは常にオープンだ」と言って毅然と対応している。
この態度が長期にわたって許されるのも、国民の支持があればこそだろう。

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