日米安全保障協議委員会(「2+2」閣僚会合)開催 新ガイドライン承認

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安倍首相の米国公式訪問については、こちらにまとめています。
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岸田外務大臣の米国訪問

日米安全保障協議委員会(「2+2」閣僚会合)の開催

平成27年4月28日

4月27日(月曜日)米国東部時間午前(日本時間28日(火曜日)未明にかけて),米国ニューヨークにおいて,日米安全保障協議委員会(「2+2」閣僚会合)が開催されました。

日本側からは岸田文雄外務大臣及び中谷元防衛大臣が,米側からはジョン・ケリー国務長官(The Honorable John F. Kerry, Secretary of State of the United States of America)及びアシュトン・カーター国防長官(The Honorable Ashton Carter, Secretary of Defense of the United States of America)が出席しました(「2+2」閣僚会合の開催は,2013年10月以来。)。

今回の会合においては,近年の緊密な日米関係も踏まえつつ,中長期的な日米安保・防衛協力や在日米軍の再編等について協議されるとともに,新たな日米防衛協力のための指針(ガイドライン)が承認され,また,共同発表が発出されました。

(1)共同発表「変化する安全保障環境のためのより力強い同盟―新たな日米防衛協力のための指針―」和文(PDF) icon-external-link /英文(PDF) icon-external-link )

(2)日米防衛協力のための指針和文(PDF) icon-external-link /英文(PDF) icon-external-link )

日米外相会談

出典:平成27年4月28日

4月27日(月曜日)米国東部時間午前,ニューヨーク訪問中の岸田文雄外務大臣は,日米「2+2」終了後,ケリー国務長官との間で短時間意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。

岸田大臣から,米国に続いてキューバを訪問することに触れつつ,今般の米・キューバ関係進展を歓迎する,関係の進展に向けて自分(岸田大臣)も後押ししたい旨述べました。

これに対し,ケリー長官から,岸田大臣のイニシアティブに対する歓迎の意の表明がありました。

イランの核問題について,両者は,それぞれがイランのザリーフ外相とこの後会談予定であることを踏まえ,イランによる原子力の平和利用を確保することの重要性について一致しました。

また,ケリー長官からは,原子力の平和利用については,日本の例が見習われるべきである旨述べました。

岸田外務大臣の2015年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議出席

出典:平成27年4月28日

  1. 4月28日4時(ニューヨーク時間27日15時),岸田外務大臣が国連本部で開催中の2015年核兵器不拡散条約(NPT)運用検討会議に出席し,一般討論演説(日本語(PDF) 英語(PDF) )を行った。
  2. 冒頭,岸田外務大臣は,ネパールでの大規模地震の犠牲者及びご家族の方々に対し哀悼の意を表した上で,被爆地広島出身の外務大臣として,被爆地の思いを胸に「核兵器のない世界」に向けた取組を前進させる決意を述べた。さらに,同演説の中で,核兵器国と非核兵器国の双方が「核兵器のない世界」という理想に向けて結束し,共同行動をとることを求めた上で,我が国として,(1)核戦力の透明性の確保,(2)あらゆる種類の核兵器の削減や核兵器削減交渉の将来的な多国間化,(3)核兵器の非人道的影響の議論の下での「核兵器のない世界」に向けた国際社会の結束,(4)世界の政治指導者及び若者の広島・長崎訪問,(5)地域の核拡散問題の解決を訴えた。
  3. また,同日,岸田大臣は,平和首長会議主催のヒロシマ・ナガサキアピール集会に出席し,核兵器使用の惨禍を世代と国境を越えて伝えていく責務とその決意を改めて表明した(挨拶(PDF) )。

出典:外務省

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