岸田外務大臣会見「ISIL機関誌の日本記述、尖閣諸島、訪露について」<全文・動画>
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11日の岸田外務大臣記者会見で、ISIL機関誌の日本記述、尖閣諸島、訪露など、気になる話題が含まれているのでご紹介します。
岸田外務大臣会見記録
(平成27年9月11日(金曜日)8時46分 於:官邸エントランスホール)
ISIL機関誌における日本に関する記述
【テレビ朝日 千々岩記者】
いわゆるイスラム国についてお聞きしたいのですけれども,インターネット上で,イスラム国が日本を敵視しながら,マレーシアやインドネシアの日本大使館を攻撃するように,支持者らに促しているということがわかりました。日本政府の対応をお願いします。
【岸田外務大臣】
まず,そういった発表が行われたということは承知をしております。
在外公館の警備,遺漏なきよう,指摘された3つの公館がありますが,3公館のみならず全在外公館に対しまして注意喚起を行い,そして更なる警備強化を指示いたしました。
こうした警備,安全については万全を期していきたいと考えます。
【テレビ朝日 千々岩記者】
指示というのは大臣からでしょうか。またいつでしょうか。
【岸田外務大臣】
これはですね,そうした情報が入って,それに対する対応ということですので,そうした発表が行われたと,情報を受けた後のタイミングであります。当然,外務省としての責任者は私(大臣)でありますので,私(大臣)からの指示だと思っています。
自民党内の動き
【テレビ朝日 千々岩記者】
もう一つ自民党内の動きについてお願いします。
石破大臣が3年後の総裁選に向けて派閥を立ち上げることを決めました。
3年後の総裁選といいますと,大臣も出馬されることになると思いますけれども,ライバルのこうした動きについてはどう見ていらっしゃいますでしょうか。
【岸田外務大臣】
まず,3年後の総裁選挙についてはどうなるかはか全く分かりませんし,私(大臣)自身考えておりません。そして,石破大臣の動き等については報道等で承知をしております。
意図,お考えについては,是非御本人に聞いて頂ければと思います。
尖閣諸島の取得・保有から3年
【産経新聞 楠城記者】
今日で尖閣国有化から3年になりますけれども,依然,中国の公船による領海侵入が続いている状況で,現状どのようにとらえていますでしょうか。
【岸田外務大臣】
尖閣につきましては,再三繰り返しておりますように,我が国固有の領土であります。
歴史的にも,国際的にも疑いがないと思っています。
そして現に有効に支配をしている,そして領土問題,領有権の問題はそもそも存在しない,というのが我が国の立場であります。
しかしながら中国公船による領海侵入が多発しており,依然予断は許されない,こうした状況だとも認識をしております。
引き続き,毅然かつ冷静に対応しなければならないと思っています。
警戒監視につきしては,万全を期していかなければならないと考えます。
岸田外務大臣訪露
【読売新聞 仲川記者】
一部報道で「大臣がシルバーウィークにロシアを訪問することを検討」というのがありますけれども,現状いかがでしょうか。
【岸田外務大臣】
そういった事実はありません。
【TBS 深井記者】
行かれる可能性はないということでしょうか。
【岸田外務大臣】
そういった事実はありません。
出典:外務省