【菅官房長官会見】安倍総理のウクライナ・ドイツ訪問について

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菅官房長官の夕方の記者会見で、安倍総理のウクライナ・ドイツ訪問について以下の話があった。

Point

1安倍首相は日本の総理として初の、ウクライナを訪問予定。
2また、G7サミット出席のためにドイツへも訪問。
3G7は来年日本が議長国となるため、ウクライナ情勢の平和的解決に向けた関与、G7エルマウ・サミットに積極的に貢献し、日本での開催につなげる意向。

菅義偉内閣官房長官記者会見

平成27年6月2日(火)午後

安倍総理は、6月5日から9日まで、ウクライナ及びドイツを訪問する予定であります。

まず、我が国の総理として初めてウクライナを訪問し、ポロシェンコ大統領と首脳会談を行います。
今回の訪問を通じて、日ウクライナ関係を強化するとともに、G7次期議長国として我が国がウクライナ情勢の平和的解決に関与し、ウクライナの国内改革を積極的に後押ししていることを改めて示すことが期待をされます。

ドイツでは、ミュンヘン郊外のエルマウで開催されるG7サミットに出席をします。

本年のG7では、世界経済、地域情勢、気候変動、エネルギー、開発等の国際社会の喫緊の課題について、首脳間で意見交換が行われる予定であります。

来年、我が国はG7議長国となるところであり、来年を見据えエルマウ・サミットにおける議論に積極的に貢献して、日本でのサミットにつなげていきたいというふうに考えます。

出典:首相官邸

http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg11811.html

<参考> 2015年 G7エルマウ進捗報告書

平成27年5月22日

5月22日,G7議長国独は,G7エルマウ進捗報告書を公表した。

本報告書は2011年のドーヴィル・サミットのコミュニケの生物多様性に関するコミットメントを踏まえたG7の取り組みや進捗状況,今後の課題について報告するもの。概要は以下のとおり。

(注)G8ドーヴィル・サミット首脳宣言関連部分(V.気候変動及び生物多様性)
「54.(略)我々は,生物多様性の現在の損失速度が容認できないものであることを認識する。我々はしたがって,生物多様性の損失を遅らせるための努力を強化することにコミットする。(以下略)」

1 報告書は,G7諸国は生物多様性のための途上国や国際機関に対する資金協力を強化してきていると評価。例えば,2012年に途上国に二国間援助として供与された生物多様性関連の援助の50%はG7諸国による支援であること等に言及。

2 報告書は,G7諸国が自国及び他国において,保護区の設定,違法伐採や取引,密漁等の取り締まりを実施を通じて生物多様性自体を直接保護する措置を実施していることを紹介。加えて,公害,土地利用,外来種等の生物多様性を脅かす直接的な要因への対策,消費者意識の喚起や啓蒙活動等の間接的な要因への対策も実施。更に生物多様性保護のインセンティブを高める措置(エコ・ツーリズムの促進等)等についても説明。

3 報告書は,G7諸国が,食料安全保障,保健,気候変動等の関連分野等を通じて生物多様性の保護にも資する措置を行っていることを紹介している。

4 報告書は,上記を踏まえ,G7諸国は生物多様性の分野で多くの重要な取り組みを進めてきており,その多くはグッド・プラクティスとして国際的にも共有されるべきものであるが,生物多様性の喪失のトレンドは継続しており,引き続き課題に取り組む必要があると結論づけている。

出典:外務省

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