保守分裂と保守連携についての危惧 | 政治備忘録

保守分裂と保守連携についての危惧

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青山繁晴氏と水島総氏が近ごろ、保守分裂を危惧しているそうだ。

保守分裂の危機感について、昨年あたりからつらつら思うあれこれ。

保守分裂を危惧する青山繁晴氏と水島総氏

青山繁晴氏とチャンネル桜の水島総氏が、保守分裂を危惧しているそうだ。

正直「えー、それをあなた達が言うのーっ?」と思わないわけではない。
しかし、敢えてそこは置いておこう。

都知事選や都議補選での保守分裂の様相はさておき「保守同士で批判し合って一体何がしたいの?」と常々思っていたわたしとしては歓迎したい意見だからだ。

何しろ各々が持つ番組やブログで、あっちもこっちも直接・間接に批判合戦をしていた。
しかも他のどんなトピックよりも、熱がこもっている。

国を思う気持ちよりも、個人のプライドが優先しているように見える人もいたが、個人のプライドなんて本人以外にはどうでもいいものだ。

だから最近はどれも見なくなってしまっていた。すっかり辟易していたのだ。

影響力を持つ人たちには、本当の敵を見定めてそっちにエネルギーを注いでもらえると個人的には有難い。

保守にもいろいろ

ただ保守が団結を意識するとき、変なのを見極める目が一層必要になる。
既に、あちこちに変なのが入り込んでいる。

たとえば、日本のこころを大切にする党。

中山恭子代表を応援したい気持ちはあるが私は票を投じなかった。詳しい内容は個人情報が含まれるため割愛する。
しかしここで敢えて書いたのは、日本のこころを大切にする党の現状を残念に思っていることを表明しておきたいからだ。何かの偶然で関係者が読んだなら、必ずわたしの意図している内容は理解してもらえるはずだ。
そして、政治やそれに関わる団体の人には、国民はじっと見ているんだということを知ってもらいたい。もう、小手先の誤魔化しは利かない時代に変化している。

他に、産経新聞。

産経は、慰安婦問題で阿比留瑠比氏が、韓国地検による産経新聞支局長名誉毀損起訴事件では加藤達也ソウル元支局長が粘り抜いて頑張った。

慰安婦問題では阿比留瑠比氏の尽力で朝日新聞の「慰安婦報道の問題なども含めた一連の事態に対する処分」に持ち込めたと思うし、加藤達也ソウル元支局長は韓国側の脅しに負けない闘いで裁判に勝ち、韓国の国としての有りようが他国に知れ渡ったと思う。

両者の功績は大きいと思うし、一部にでもこんな立派な記者を抱える新聞社を応援したい。

だがしかし、落とし穴がある。

以下は先の参院選後の産経の記事だ。

幸福実現党が立候補見送りなら…自民1人区25勝だった

出典:産経ニュース 2016.7.12 10:10

改選1人区では自民党、野党4党、幸福実現党の候補が立候補する構図となり、自民党が21勝、野党統一候補が11勝という結果に終わった。だが、安全保障政策などをめぐり自民党と共通点も少なくない幸福実現党が候補擁立を見送っていれば、自民党は接戦の末に敗れた4選挙区でも勝利し、参院単独過半数(非改選と合わせて122議席)を確保できていた計算になる。

幸福実現党は憲法改正や日米同盟強化、原発再稼働推進などを公約している。自民党は事前に接戦が予想された8選挙区のうち7選挙区で敗れたが、政策が近い幸福実現党と連携すれば違った結果が出た可能性がある

民進党の岡田克也代表の地元で、自民党が重点選挙区と位置づけた三重選挙区。安倍晋三首相らが続々と応援入りしたが、自民新人の山本佐知子氏は民進現職の芝博一氏に1万9847票差で敗れた。だが、幸福新人の野原典子氏が獲得した2万4871票を山本氏に上積みすれば逆転する。また、自民党は青森で8052票、新潟で2279票、大分で1090票の僅差で敗北。いずれも幸福実現党が1万8071~2万4639票を得ており、これを自民党が獲得していれば当選できていた。

この記事の意図することは何だろうか。わざわざ「連携」という言葉まで遣う必要があるのだろうか。

わたしはこの記事を見て、まず「いくらもらったんだろう?」と考えてしまった。あるいは、記者が信者なの?

単純に保守連携できない落とし穴も

要するに上の記事は「東北で勝ちたいなら幸福実現党と連携したら?」と言っているも同じなわけで、まさに幸福実現党が各地で立候補者を出す目的そのものではないのか。

幸福実現党は、とりあえず当選しなくても、一定の影響力を持ちたいのだ。

また、幸福実現党では勝てないから、それ以外から立候補する人員も存在している。

産経は系列の『正論』で「幸福の科学の広告が多すぎる」と株主から批判されたことがある。要するに産経にとって幸福の科学は大切な金脈だ。

最近は少なくなったが「幸福実現党の政策はいい」と言っている人がいる。しかし肝心の天皇制への考え方が全く相容れない政党だということは忘れないで欲しい。
幸福の科学は日本という国や歴史を愛しているのではなく、教祖を愛し、教祖が生誕した地を愛しているのだ。だから、影響力を持ったとき、何を言い出すか分からない。

そもそも、宗教団体が堂々と政治に入り込んでくるこの有様、それを支えるこの記事は一体何なのか。

結局カネかよ。

と、哀しくなってしまう。

新聞社の生き残りは壮絶だろう。金脈に縋るのも否定できないかもしれない。

だがそれでも、書いていい記事かどうか、最後のところで見極めて欲しかった。

欠かせない3つのこと

わたしが言いたいのはここだ。

いいものはいいと応援して支えつつ、同時に、保守団結だからなんでも応援すればいいってもんでもない。

当然ながら、影響力のあるところ、保守が一番愛しているところは常に狙われている。

保守が連携しながらも「いいものはいい、悪いものは悪い」と見極める目を持つことが本当に大切だ。結局、一人一人がよく調べ、考え、発信(投票)する以外にない。何の驚きもない地味な話だが、この3つはどうしても欠かすことなく必要だ。

そうでなければ、日本メディアのように、あるいは共産党に操られる現在の民進党のように、決して大げさな話ではなく、気づけば中身が瓦解し母屋を取られることにだってなりかねない。

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