アメリカ 連邦議会議事堂

米議事堂に韓人会が「慰安婦像」展示予定、英団体は「ライダイハン像」持込み計画

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2017年9月に設立されたイギリスの民間団体「ライダイハンのための正義」(ピーター・キャロル会長)が動きを見せている。

2018年6月7日の産経新聞によると、韓国系米国人団体が「慰安婦像」の特別展示を実施する動きがあり、それに対し「ライダイハンのための正義」が、韓国の責任糾明を訴える計画を立てているというのだ。

韓国系の米国人団体「ニューヨーク韓人会」は、ニューヨーク・マンハッタンの韓人会館に設置された「慰安婦像」を、連邦議会議事堂に運び込んで展示を行う予定らしいのだが、それに合わせ「ライダイハン像」を展示会場に持ち込む予定とのこと。

「ライダイハンのための正義」は、「第二次世界大戦とベトナム戦争の区別なく、女性への性暴力を犯した者はその行動に責任を取らねばならない」と訴えているそうだ。

イギリスで設立された「ライダイハンのための正義」

「ライダイハンのための正義」は2017年9月12日、イギリスの市民活動家ピーター・キャロル氏が設立。

ピーター・キャロル氏は「ベトナムで韓国軍兵士の性的暴行に遭った女性たちが苛酷な人生を送っていることを多くの人たちに知ってほしい」と訴えている。

ロンドン市内で開かれた設立イベントには、ブレア・ブラウン両政権下で司法相や外相などを務めた労働党のジャック・ストロー氏も参加していた。

ライダイハンの問題はインディペンデント紙が報じ、少しずつ欧米でも知られるようになっている。

ライダイハンとは

ベトナム語で「ライ」は「混血」、「ダイハン」は「大韓」を意味しており、韓国人とベトナム人女性の間に生まれた子供を指す。

「ライダイハンのための正義」は、韓国の朴正煕元大統領がのべ約30万人以上の韓国兵をベトナムに派兵し、韓国兵は13~14歳の少女を含むベトナム女性数千人に対し性的暴行を行い、その結果生まれたライダイハンは1万人いると主張している。しかし正確な人数は分かっていない。

ライダイハンの父親は、韓国兵、韓国の建設会社などから派遣された民間人、軍属の韓国人男性。
パリ和平協定(1973年)による韓国軍撤退などで韓国人男性らは帰国、ライダイハンはそのまま置き去りにされた。

1975年にベトナム戦争が終結した後、ライダイハンは「敵国の子」として迫害され差別されてきた。

韓国政府は事実関係を認めず、謝罪を行っていない。

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