中山義隆石垣市長が翁長知事批判「中国には言わず米には主張する」 | 政治備忘録

中山義隆石垣市長が翁長知事批判「中国には言わず米には主張する」

Share

中山義隆石垣市長 石垣市の中山義隆市長が、翁長知事の対応を批判した。

記事の内容では、

翁長雄志知事に対する批判として、

1 領海侵犯を繰り返す中国のトップに会っても何も発言しない
2 李克強首相らと面談した際、翁長知事はマスコミに「領土問題は一地方自治体の長が言うべきでない」と述べた
3 一方、アメリカでは基地問題を言う。那覇市長だったらいいが、沖縄県知事だ。

と語っている。
この3つは、非常に大切なポイントではないだろうか。

まずはその記事を紹介する。

画像出典:中山義隆オフィシャルサイト(画像素材配布ページ)

「中国には言わず、米には主張する」石垣市長が沖縄知事批判

尖閣諸島で中国公船が領海侵犯を繰り返している問題で、石垣市の中山義隆市長は16日の市議会で「翁長雄志知事は中国のトップに会っても何も発言せず、アメリカでは米軍基地問題をドンドン訴えている」などと知事の対応を批判した。崎枝純夫市議の質問に関連して答弁した。

崎枝氏は自衛隊配備や辺野古移設、尖閣諸島などの問題に触れ、翁長知事を支援する立場で質問。

中山市長は、知事が経済交流促進を目的に4月に中国で李克強首相らと面談したことを挙げ「翁長知事はマスコミに『領土問題は一地方自治体の長が言うべきでない』と述べた。私は大変憤った」と指摘。

中国の公船が沖縄の行政区域で領海侵犯を繰り返す中、中国トップに会えても何も発言しない。片方の国に言わず、アメリカでは基地問題を言う。那覇市長だったらいいが、沖縄県知事だ」と語気を強めて批判した。

沖縄タイムス 6月17日(水)10時56分配信


参考以下の記事は、翁長雄志知事と中国との「並々ならぬ関係」を示す内容。

翁長雄志知事が進めていた4本爪の「龍柱」、国からの交付金で中国に制作依頼
翁長雄志知事が那覇市長時代に進めていた「龍柱」は4本爪。中国の冊封体制に入った周辺諸国は「4本爪」を用いてきた歴史がある。

中山義隆 石垣市長の批判、3つのポイント

それでは、最初に挙げた3つのポイントについてそれぞれ述べたい。

1 中国のトップに会っても何も発言しない。

翁長知事は李克強首相と会談した際、尖閣諸島の問題に触れなかった。

その理由を「時間がなかった」と答え、さらに「次は触れるか」と問われると「石垣観光のほうが大事だから言わない(要約)」と答えている。

参考翁長知事、李克強首相と会談するも尖閣諸島の問題に触れず

2 李克強首相らと面談した際、翁長知事はマスコミに「領土問題は一地方自治体の長が言うべきでない」と述べた。

すでに当時の知事・市長・市民との話し合いで決まった基地移設問題には異を唱えるのに、「領海侵犯されて漁業ができなくても、口を出しません」と明言するとは不可解ではないか。

沖縄の漁業関係者は、領海侵犯を繰り返され仕事にならないと発言している。

日本の漁船が尖閣周辺の領海内で漁を行うと、必ずといっていいほど中国海警の船が領海に侵入するという。

与那国島に加え、石垣島と宮古島からも漁船が尖閣周辺へ漁に出ている。与那国島からは大型の漁船3~4隻が月に数回、尖閣周辺に向かい、日本の領海内でも漁を行っている。カンパチやハナダイがとれる良い漁場で、尖閣の岩場を風よけにして船内で宿泊することもある。

尖閣周辺に漁に出る場合は事前に海保に連絡しておき、それを受け海保は漁船の近くで待機している。
そこへ中国海警の船が接近してくるのだ。

(中略)

「漁をしている最中に妨害され、仕事にならない」
中島氏の言葉は尖閣周辺で漁を行っているすべての漁業関係者の気持ちを代弁している。

出典:産経 2014.4.20

これでも、地方自治体の長が言うべきでない話なのか。

3 一方、アメリカでは基地問題を言う。那覇市長だったらいいが、沖縄県知事だ。

一方、基地問題には口を出す。

領海侵犯には口を出せる立場ではないと言いつつ、当時の知事・市長・市民との間で話し合って決めた基地移設問題には口を出す論理がよく分からない。

アメリカは基地移設問題も「知事レベルの決定ではない」と言っているようだが。

参考【辺野古移設】アメリカが翁長知事にNO! マケイン「移設は知事レベルの決定ではない」

一方、ハワイ州のデービッド・イゲ知事、安倍首相と会談

20150616 イゲ・ハワイ州知事と握手する安倍総理

画像出典:首相官邸

安倍総理は16日、総理大臣官邸でアメリカ合衆国のデビッド・イゲ・ハワイ州知事一行による表敬を受けた。

イゲ知事といえば、翁長知事が訪米の際、ワシントン入りする前に会談した相手だ。

このことについて、「辺野古新基地阻止基金」共同代表の佐藤優氏は「訪米は成功した。イゲ知事が応援すると言った」などと述べていた。応援しているように聞こえたのは少数派ではないかと思うが、佐藤氏にはそう聞こえたらしい。

参考「辺野古新基地阻止基金」創立 共同代表

このことと今回の安倍首相との会談が直接関係あるとは言わないが、安倍外交は凄いなとわたしは内心思う

首相 ハワイとの交流関係深めたい

安倍総理大臣は、日本を訪れているアメリカ・ハワイ州のデービッド・イゲ知事と総理大臣官邸で会談し、日本から多くの観光客が訪れるハワイとの交流関係を、さらに深めていきたいという考えを伝えました。

アメリカ・ハワイ州のデービッド・イゲ知事は、祖父が沖縄出身で、去年12月の就任後、初めて15日から日本を訪れており、16日午後、総理大臣官邸で、安倍総理大臣と会談しました。

この中で安倍総理大臣は「日本にゆかりのあるイゲ知事が州知事に就任され、日本とハワイの交流がますます進んでいくことを期待したい」と述べ、ハワイとの交流関係を、さらに深めていきたいという考えを伝えました。

これに対しイゲ知事は「日本とハワイは、家族のような関係にある。安倍総理大臣とともに、教育、ビジネス、観光などの分野で、交流を発展できることを非常に楽しみにしている」と応じました。

出典:NHK 6月16日 21時26分

アメリカでは、「翁長知事は策があるのではなく、パフォーマンスに来ている」と批評されていた。実際、「日米同盟は大切だが、基地移設には反対だ。だが、策はない」というふうに見えてしまう。
「どうしたいのか」と尋ねると、「すぐ代替案は何だと聞くが、奪っておいて上から目線で何事か」と怒る。こんな調子では話し合いにもならないだろう。話し合いにならないのだから、いくら知事権限で反対すると言っても、うまくいくとは思えない。

だから、なぜ沖縄の人達に期待させ、それを裏切るようなことを繰り返すのだろうと思ってしまう。悪意の人と善意の人が手を組んでいるからややこしい。


そういえば、「奪っておいて」で思い出したが、6月13、14日に実施された朝日新聞の「沖縄県民世論調査」では、沖縄が日本に復帰してよかったと答えた人は圧倒的多数だった。

沖縄県民世論調査

(数字は%。小数点以下は四捨五入。カッコ内の数字は、4月18、19日の沖縄調査の結果)

◆翁長雄志知事を支持しますか。支持しませんか。
 支持する 64(70)
 支持しない 18(16)

◆安倍内閣を支持しますか。支持しませんか。
 支持する 22(28)
 支持しない 53(52)

◆普天間飛行場を名護市辺野古に移設することに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 18(22)
 反対 66(63)

◆翁長知事は、名護市辺野古沿岸部の埋め立ての承認を、取り消すべきだと思いますか。取り消すべきではないと思いますか。
 取り消すべきだ 58
 取り消すべきではない 23

◆日本はアメリカと安全保障条約を結んでいます。日米安全保障条約をこれからも維持していくことに賛成ですか。反対ですか。
 賛成 57
 反対 20

◆沖縄県は、日本に復帰して43年を迎えました。沖縄が日本に復帰してよかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
 よかった 77
 よくなかった 6

〈調査方法〉 13、14の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、沖縄県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1795件、有効回答は846人。回答率は47%。

出典:朝日新聞

複雑な沖縄の人々の気持ちを垣間見たような気がする。沖縄と本土との対立を煽る佐藤優氏のようなやり方は、もうやめてほしい。お互い、話し合えば理解し合えるとわたしは思っている。

Other Entry

Share

Follow

中山義隆石垣市長が翁長知事批判「中国には言わず米には主張する」
この記事をお届けした「政治備忘録」の最新情報を、いいね してチェックしてね!
トップへ戻る